「FIGURE SKATERS Vol.18」

「FIGURE SKATERS Vol.18」

2020年1月23日発売。定価1,528円。

毎回何かしらの工夫がある本書ですが、今回は素晴らしいですよ!「マストバイ!」と、力強く宣言しておきます。すぐに入手しましょう。

・あえての、表紙・目次・巻頭特集が、MOIのSEIMEIです。正直言って、昨年の全日本はあまり思い出したくない大会ではあります。しかし、SEIMEIだけは別。この思い出には浸りたい・・・という気持ちをしっかりキャッチしてくれていますね。フィナーレの写真も西山君との絡みなど、微笑ましいです。

・その後は、全日本での、代表会見、スーツ姿、練習ウェア、SP、フリーと来ますが、「フィギュアスケート・プリンス」ほど露骨ではないものの、写真のセレクションに「意図」を感じます。特に「違和感」を感じることなくページをめくることができるでしょう。

ハイドロ特集。今回の企画モノですが、それぞれ見開き2ページのド迫力で、Otonal(MOIオープニング)、SEIMEI(MOI)、スワン(GPF)、春こい(N杯)、パリ散(スケカナ)とすべて今季のショットで構成。上半身の「深さ」の違いなど、ぜひ見比べてみてください。

・ファイナル。こちらも「なるほどねぇ・・・」と思わず唸りたくなる工夫のセレクション。主役はスワンとバースデイケーキとだけ言っておきましょう。

・この雑誌ならではの「女子特集」も美しい仕上がり。全日本の台乗り3人のなか、川畑さんのショットはかなり貴重。表彰台を逃した有力選手もきっちりカバー。紀平さんの写真が多めですが、やはり目を引くのは、川畑さん。さすがに、本書の編集者は「美しいものとは何か?」がよく分かっています。

・巻末はまさかのトリノGPFのエテリ3。表彰台のショットが1ページ。トゥルソワ・シェルバコワが各1ページ。そして、コストちゃんに3ページ割かれていて、今季のSP・フリー・EXを、それぞれ1ページ1ショットずつ掲載。特に、SPとEXは、額に入れて飾ったら、お部屋の格調が高くなるようないい写真です。さすが、よくわかってるわ・・・。

このサイズで出している類書が無いので、本書に関しては、何ら迷うことなく、ネットでポチってもよろしいかと思います。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. おの より:

    夕方買ってきました
    「正直言って、昨年の全日本はあまり思い出したくない大会ではあります。しかし、SEIMEIだけは別。この思い出には浸りたい・」
    ほんとにそう思います
    素晴らしいSEIMEIでした
    全日本ディスクに落としたきりで見返してないのです
    MOIのSEIMEIが無かったら、とても辛い思い出になってましたね
    フィナーレも西山君との絡みは嬉しいですね
    しかし、羽生くんはほんとに心が強い人ですね
    普通の人ならとっくに心折れて立ち上がれなくなってます
    宇宙人なんですかね(笑
    彼が健気に笑ってくれてると、時々泣けてきて困ります

    • Jun より:

      おのさま

      私も、映像で見返したのは、SEIMEIのみです。まぁ、今はそれでいいと思っています。OtonalやOriginも、資料として持っておくことに意味がありますから。

      西山君にも特にユース五輪ではスポットライトが当たって、徐々に知名度が上がってきていますよね。うたしんの成長も楽しみです。

  2. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    コンサートのラスト、オトナル、オリジン、SEIMEIをを聞いてこの3曲はすごく難しい曲だと思いました。演奏だけでなく演じるのもすごく難しいと思います。

    特にSEIMEIは最後の部分だけに女性コーラスがはいる贅沢な曲です。龍笛、太鼓はもちろんのことです。皆が知ってるオペラやヒットナンバーを選ばずにこの曲を使いたいと思った羽生さんは変わった人です・・・

    また映画を見てじっくり検討したシェイリーンさんもやはり変わった人なのだと思いました。天才同士のケミストリーですね。

    他国のジュニアがこの曲を使ってますが、君たち、ものすごく不思議な曲なのだよ。
    何年後かにはこの曲で勝負するスケーターがでてくるんでしょうか。

    • Jun より:

      みつばちさま

      SEIMEIが名作になったのは、「和洋の理想的な融合」という部分にあると思っています。

      もし、曲もすべてシェイが探して編曲して・・・ということになっていたら、和の風味が「薄すぎる」か、あるいは「濃すぎる」かという感じで、バランスを欠いたものになっていたかもしれません。羽生さん自身が持つ「文化的素養」がいかんなく表現されていると改めて感じます。

  3. ととちゃん より:

    私も昨日購入しました!すごく良かったですよね。表紙だけじゃなく、本編もSEIMEIから始まる心憎さ!スーツ姿も、これ以上ない程いいショットでしたし、アップ然り、全身像然り、大判だからよけいに大画面で見るような満足感でした。
    ハイドロ比較では珍しい青パリver.もあり、どれも大きさ故の迫力を感じました。もうこれは写真集!こちら雨だったのですが、大判を濡れないよう持ち帰る苦労も吹き飛びました。

    女子も良かったですよね。川畑さん、やっぱり綺麗です。そしてコストちゃん…我が家の男性はお顔だけならザギ派なんですが、この本を見せたら翻るかもです笑。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      今回はバックナンバーと比べても、かなりの上位に来るような充実の出来だと思います。他誌とはっきり差別化できる内容で本当に素晴らしい!

      雨に濡れたり、折り目がついたら大変ですから、無事に持ち帰って楽しまれているのは何よりです。ザギちゃんの魅力も分かりますよ。彼女はルックスだけでなく、スケーターとしても人間としても素晴らしいと思っています。