一通り目を通しました。報知の高木恵記者のポストを貼りましたが、上から順番に、「ネット速報です!」には、スケーター4人のコメントが紹介されています。次に、「本日の紙面原稿です」には、今回の演技会開催までの経緯について報じられています。そして、「一問一答その1・その2」は羽生さんへの囲み取材で交わされたやり取りが紹介されています。
今回の企画は今年3月から、羽生さんの働きかけからテレビ金沢さんと共に動いていたこと。石川県内には通年リンクが無く、本来は10月から氷を張る健民スポレクプラザに1ヶ月前倒しでリンクを作ってもらったこと(テレビ金沢の幹部の方の掛け合いにより実現)。制作資金削減のために通常のアイスショー仕様のライティング無しで開催したこと。こういった経緯が明らかになっていますね。
もともと、アマチュア時代も羽生さんは「スケートを滑るだけの人」ではなかったわけですが、プロ転向後は、前例にないような試みをことごとく形にして、行動で示していますよね。日本のメディアのスポーツ報道って、基本的には試合の結果と個人成績しか報じないので、もしかすると羽生さんもその辺りを承知して、プロスケーターって何ができるのか?ということを、多面的・複眼的に考えているように見えます。もちろん、「GIFT」や「RE_PRAY」でデカい箱を全席完売することも偉業ですけど、彼はもともと人気者になるためにスケートを選んだ人じゃない。「3.11」によって、まぁ、アレコレ言われて悩んでいたこともあったでしょうけど、でもそれを乗り越えて、いや、そんな自分だからこそできることを!と、現地の方々の心に寄り添うべく、現地開催に拘ったのかなと思います。かりにこの演技会を都内の通年リンクで行ったとしても、配信チケットもTシャツも同じように売れたはずだけど、そういう「手抜き」をしない、「楽な道を選ばない」ところが、まさに羽生結弦という感じがします。
メンシプの方も見ました。いい感じで慣れてきて、もちろん未知の情報盛り沢山で、貴重な内容でしたね。新プログラムを紹介する動画は、いろいろ権利関係含めて大変で、でもコンテンツをアップできないことに本人も歯がゆく思っているようにも窺えて、もっとユルくやってくれていいのに!と思うのです。今回のような形が、羽生さん本人的にもストレスを感じずにできるのであれば、これだけでも十分な気がします。
では、また明日!
Jun