ユーロ(女子フリー)感想

ユーロ(女子フリー)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

コストルナヤ。フリーは155.89の2位。合計240.81で優勝。冒頭の3A-2Tは、これまでで一番の出来という感じで、むしろ単発の3Aの着氷の方が危ない感じはしました。その後のジャンプも安定していて、ラストの3Lzはまさかの転倒。珍しく軸が傾いていました。そもそも、あんな最後に3Lzを跳ぶこと自体が女子では「無謀」とも言えるので、彼女は特別ですね。

ちなみに、トリノファイナルでは、フリーはノーミスで162.17を出して、合計247.59で優勝。今回のフリーは、ルッツで5点失点、PCSで1点低いので、計算上はほぼ合います。4回転無しの構成だと、合計250点に届くか届かないかギリギリという所ですか。ワールドもこの構成で行くとは思いますけど、これだけ3Aや他のジャンプが安定してるのだから、1種類でもクワドがあると、他の2人を一歩リードできるような気がします。

シェルバコワ。フリーは159.81で1位。合計237.76で2位。しっかり刺さってますね。速報値101点台のTESでしたが、12点下がりましたか。

転倒した4LzがDGなのは分かるのですが、パッと見で成功した4Fが刺さり、3Lz-3Loのセカンドも刺さりました。セカンドループを跳ぶ場合、ファーストジャンプの軸が傾くと、セカンドで回転を確保をするのが、傍から見ていて大変なのだなというのはよく分かります。

まぁ、しっかりスロー映像で、トウを突かない「エテリ式ジャンプ」なのがバレバレ。ふと思ったのは、比較的ジャンプの問題の少ないコストちゃんやザギちゃんは、別のチームからサンボに移籍してきたので、この「悪癖」が無いのかもしれません。

トゥルソワ。フリーは150.39で3位。合計225.34で3位。彼女の場合、所作はいまさら仕方ないという所があるので、4回転が決まらないとこうなりますよね。

彼女のクワドは、よく身体が浮いていて高さはあるんですが、回りきれなくて転倒しているように見えます。とはいえ、4T-3Tはキレイに決まったのですが、単発の4TがDGを取られるほどはっきり回転が足りなくて転倒。このジャンプは後半なので疲れがあったのかもしれません。

机上の計算では、そりゃクワド持ちの2人が有利なのは決まっているんですが、それを試合でノーミスするのは本当に難しい。ちなみに、シェルバコワは3Aを入れる予定は無い感じで、トゥルソワもファイナルの状態を見ていたら、相当時間はかかりそう。だから、クワドを入れまくるしか無いんですよね。

さあ、この結果を受けて、我らが紀平梨花ちゃんが自信を深めているかどうか。3Lz込みの練習が出来ているという話なので、4CCでの仕上がりが楽しみです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. Fakefur より:

    コストちゃんも転倒したルッツとフリップはエッジが怪しいのですが、鉄壁の安定感を誇る3Aがその印象を薄めている感はありますね。
    コストちゃんが元々サンボ出身でないのは知っていましたが、ザキちゃんもでしたか。

    誰にでも跳べるわけではないアクセルは選ばれし者にしか許されない王様のジャンプ、ですね。

    今回のテクパはシェルバコワとトゥルソワに対してはしっかり仕事をして、コスト優勝の道筋をつけたわけですが、願わくば、この流れがISUの意志でもあり、世選でも、すべき仕事をするテクパが派遣されますように。

    紀平さんは3Aをしっかり降りて、かつ、4Sが決まれば勝算は大きいですよね。
    4CC楽しみです。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      もともとコストちゃんは、ジュニア時代はアテンションをわりと取られていたんですが、ここ最近は取られなくなりました。私の見た感じでは、そこまで劇的に改善された感じはしないのですが、理由はよく分かりません。

      まー、USナショナルは相変わらずのお祭りイベント。一方、ユーロはしっかり見てくれました(アイスダンスで色々言われてますが)。4CCとワールドで、ISUがどういうスコアの出し方をするのか、注目ですね。

      正しい技術を持つ、羽生&紀平の両選手を、正当に評価してほしいと思います。

      • Fakefur より:

        先週末は、エテリ3や欧州男子の、プレローテーションやエッジが怪しいジャンプばかり見てきたので、次の記事の2017の4CCの羽生さんのフリップの美しさにうなってしまいました。

        正しいジャンプは美しい。
        これが答えだ!(ボキャブラリーが足りない)

        • Jun より:

          Fakefurさま

          まがい物ばかいで嫌になっちゃいますよね。やっぱり、羽生さん、ハビ、Pさんで競っている時代は、上手いスケーターたちの競演という感じでした。

          4CCでは、羽生さんは伸び伸びやってくれればそれだけでいいですね。紀平さんも世界に向けて「やってやるぞ!」と、気合い入っていると思います。

  2. ととちゃん より:

    演技動画、ありがとうございます!
    3位から順に見ていくと、やはりコストちゃんの滑りには女王の貫禄があるな、と思いました。一方トゥルソワは、最近ジャンプが不安定になってきている印象です。ジュニア時代は、ギュルルン!という擬音をつけたくなる鋭さだったと思うのですが、多少体型変化があるのでしょうか。

    3人の中で3Aを跳ぶのは1人だけ。3Aとクワドでは、半回転多い後者の方が高難度のはずが、アクセルには独特の難しさがあるのでしょうね。プログラムの完成度を含め、コストちゃんに伍していける紀平さんに、世選でのハイクラスな優勝争いを期待しています。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      トゥルソワは、ジュニアの1年目(2シーズン前)が一番ジャンプのキレがあったと思います。当時のコストちゃんは、3Aが無かったとは言え、そのシーズンはトゥルソワに一度も勝てませんでした。

      いまのトゥルソワは、4回転に苦労するのは仕方ない部分もあるんですが、これまで難なく跳べていた3回転も危ない場面があるので、やはり体型変化や身長の伸びに苦しんでいるのかもしれません。

      そう考えると、やっぱり紀平さんは凄いですよ。技術的なごまかし無しで、ジャンプを着実に習得し、確率も上げています。羽生さんと同様に「わが道を進む」という本物のアスリートです。応援したいですね!