試合後に「ファイナルの後から疲れが取れず、体調が悪い部分もあって、色々大変でした」と明かした。体は悲鳴を上げていた。2日後のアイスショー「メダリスト・オン・アイス」を欠場し、入院。30日に腹部の手術を受けた。
そもそも、この14-15シーズンは中国杯での衝突があって、それにも関わらずファイナルに進出し、しかも優勝したということ自体が奇跡に近かったのだなと、改めて思います。
『蒼い炎II』(180~185頁)によれば、ファイナルのショートの段階で「腹部の痛さ」はあったようです。この報知の企画では「30日に手術を受けた」という記述のみに留まっていますが、ファイナルの直後に医師の診断を受けて、「手術しないといけない」という指導を振り切って、全日本出場を決行しています。衣装に腹部の出血が滲まないために行った「衣装の裏生地へのテーピング」等の詳細を、羽生さんが生々しく回想しています。ちなみに、「手術後は、2ヵ月安静」との告知も受けていました。
もし本書をお持ちでしたら、ぜひ読んでみてください。この記事を書いている段階(23日・夕方)では、羽生さんの動向は不明ですが、この『蒼い炎II』の記述を読んでいたら、彼の性格からすれば、こりゃ出るかもな・・・という気もしてきました。
もちろん、腹部の病気や、あるいは足の故障は自分自身の中で「完結」した問題である一方で、コロナの、自分以外への影響、つまり「人が動く」「人が集まる」というリスクを考えれば、別の判断が必要になります。
そもそも、スケ連の委員長が「感染対策を万全にして開催します」と言ったところで、まったく信用に値しない人間ですから、羽生さんとしては悩ましい所だと思います。ただ、もともと出ないつもりであれば、PCR検査を受けるはずがないので、やはり、大会運営の詳細や、現地の状況等、あらゆる情報を精査した上で、ギリギリの判断になっているのかなと。『蒼い炎II』を改めて読んでみて、彼の性格を考えて、そう想像します。あくまでも私の個人的な見解です。
いずれにしても、24日の夕方に開会式&滑走順抽選がありますので、そこですべてが明らかになることでしょう。いよいよですね。
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは 更新ありがとうございます
羽生さんきましたね。
健康に気を付けて頑張ってほしい。
落ち着いてて本人も言ってた「大人になった」感じでした。
みつばちさま
演技を終えた後、本人から詳しい説明があるかと思いますが、もし無観客開催であれば、羽生さんがここまで沈黙を守ることもなかったような気がします。
チケットを買って足を運んでくれるファンのためには出場したいし、でも自分自身が感染拡大の原因になってはならない。「ギリギリの抵抗」かもしれません。
まぁ、そんなことよりも、まずは久々の彼のスケート、しかも新プロを楽しみたいですね。
Junさんのブログをみて今日こそ新聞を買うぞと昨日はコンビに行きました。
という訳で2日分は買い損ねてしまいました。
この全日本忘れないですね?フィニッシュ後異常に汗かいてると思いました。
当時私はブログもみてなくて、又秘湯にハマっていて温泉宿で結弦君の手術を
新聞で知ってすごーく驚いたのを覚えています。
昨夜はフジスケのTwitterで結弦君が新プロと思われる姿が登場すると
凄い勢いで、いいね、RT、リプが上昇して1位になりました。世界規模のフアンを
抱えている男!流石です。
私が出来ることは会場に行かないでお茶の間観戦することです。
コーチもいなくてリンク借りるのも大変な中よく決断してくれました。
因みに無良君が新プロ情報発信してましたが、ジャンプを見てもらったりしたのか?と
密かに…です。
Senninさま
15年全日本当時の、貴重なお話をありがとうございます!
無良君の情報は昨日の朝日の朝刊だと思いますが、「(「新フリーが楽しみ!」というのは)どうせ一般論としてそう言ったんでしょ?」と軽視していたんですよね。そもそも出るかどうかも分からなかったわけで。
しかし、今となっては、彼は駿君とも関係が深いですし、羽生さんが日本国内で信頼できる先輩ということなら、何らかの交流はあったのかもしれませんね。