DOI感想(FS1)

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駿君フリー。いやぁ、すごいものを見せてくれました。冒頭からの高難度ジャンプは、「4Lz 4S 4T 4T-3T 3A-2T 3A」という並びだったかと思いますが、ルッツと単発トウは回転は完全に足りての転倒で、単発の3Aもやや着氷で乱れましたが、それ以外の3本は完璧!

特にルッツは、SPよりもはるかに惜しい出来だったので、これなら、ショートでルッツを入れてきているのも分かる気がします。構成の難易度で言えば、ネイサンに次ぐ、間違いなく世界トップレベルにあると思います。あとはPCSですが、これはもう、ノーミスに近い演技を国際大会で続けるしかないですね。

去年のJGPファイナルで出した255.11は、なんてったって、SPでクワドは入れられなかったですからね。これだけ跳べていると、ブノワさんのプログラムも合っているんだと思います。いやぁ、ワクワクしてきました。頼むからちゃんと採点してくれよ!と、心配なのはもはやそこだけですね。

鍵山君フリー。ちょっとジャンプでミスがありましたが、よく頑張りました。クワドがトウとサルコウの2種なので、単発のサルコウを後半に配置していましたが、いいチャレンジだったと思います。

ロード・オブ・ザ・リング、壮大な曲調で、鍵山君の伸びやかなスケーティングによく合っていると思います。もしかりに、フリーがローリーで奇抜な曲だったらアレだったので、この組み合わせでいいですよね。彼のことだから、今回の悔しさをGPシリーズにぶつけてくれるでしょう。本当に、二人はいいライバル関係だなと思います。

河辺さんフリー。3A着氷のニュースが報じられていましたが、それはSPの方で、私は映像は見れていません。フリーの3Aは転倒しましたが、さすが昨年の全日本ジュニアで勝っただけあって、実力を見せてくれてます。

振付師は確認できてないんですけど、このプログラムはスケーティングで魅せる作りになっていると思います。何か所かでイ-グルが登場していますし、「ジャンプの人」というイメージを払拭する意図があるのか、新たなチャレンジですね。

髪も下して、大人っぽくなりました。とても似合っていると思います。この子は怪我だけが心配なので、無理しないで才能を伸ばしていってもらいたいです。

樋口さんフリー。「ポエタ」は持ち越しですね。3Aはけっこう惜しかったですが、ちょっと気持ちが切れたのか、その後のジャンプで抜けが目立ちました。

しかし、ステップになると、表情が明るくなって、さすがのリズム感と身体のさばき。日本女子でもこういうステップをさせたら、随一でしょう。

おそらく、勝負の来季フリーはスカイフォール再登板を、誰もが望んでいるので、今季はとにかく怪我なく、ジャンプの精度を上げていってもらいたい。代表争い、諦めちゃダメですよ!

明日はDOIのレビューのラストです。お楽しみに。

では、また明日!

Jun


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