藤井二冠、本日対局!(叡王戦挑戦者決定戦)

藤井二冠、本日対局!(叡王戦挑戦者決定戦)

ABEMA TVでの中継は「こちら」で。この一発勝負の勝者が、豊島将之叡王に挑戦する大事な対局です。

斎藤八段といえば、今年の春に名人戦に初挑戦した「西の王子」と呼ばれる28歳の強豪棋士。両者の対戦成績は、藤井二冠から見て、3勝2敗。しかし、あの藤井二冠も、デビュー当初は斎藤さんの壁に阻まれていた時期がありました。ここ最近は、藤井二冠が3連勝しています。

二人をつなぐエピソードとしては、上の写真があまりにも有名です(元記事は「こちら」)。「詰将棋解答選手権」で二人は何度も顔を合わせています。奥は、当時9歳の藤井二冠。手前が斎藤八段で、この2012年大会は当時18歳の斎藤さんが優勝しています。2015年~2019年まで藤井二冠が五連覇中で、昨年と今年はコロナの影響で中止となりました。

お二人が解いている詰将棋の難しさは、日頃5~9手詰を解いている私からすると、問題を見た瞬間にめまいがしてその場で気持ち悪くなって倒れるようなレベルです。それを小学生でサクサク解いていた当時の藤井二冠は、規格外の天才少年と誰もが認める逸材でした。ただ、この大会に羽生さんや渡辺さんが出場したことはなく、したがって、「詰将棋が解けても本将棋(指し将棋)で大棋士になるとは限らない」という説は根強くあります。でも、このお二人はそのジンクスを打ち破った才能の持ち主と言えるでしょう。

今回の対局、両者の実力は拮抗しており、接戦になることは間違いなし。今期の斎藤さんが負けた相手は、名人戦で4敗を喫した渡辺名人だけなので(今期9勝4敗)、決して不調ではないのは確か。ただ、斎藤さんのこれまでの棋風を見ると、「AIを駆使した事前研究で、序盤を飛ばしに飛ばして、相手を時間攻めにする」というタイプではないので、藤井二冠がそこまで時間差をつけられるとも思えません。したがって、がっぷりよつの、見ごたえのある将棋になることでしょう。

土曜日開催なので比較的視聴しやすいと思います。ぜひお時間があれば、ご覧ください。

では、また明日!

Jun


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