Asian Open Trophy(鍵山FS)・フィンランディア杯(男子FS)など

Asian Open Trophy(鍵山FS)・フィンランディア杯(男子FS)など

Asian Openのフリー動画が、鍵山君しか上がってこないので、今日・明日は変則的に見ていきます。フィギュアスケートYouTubeさんは「こちら」で。

鍵山君。フリーは179.98で1位。合計277.78で優勝。ジャンプ構成は「4Lo 4S 4T+3T 3A+1Eu+3S /4T 3F+3Lo 3A」リザルトは「こちら」。

まず、このホームビデオ映像の良い所は、五輪会場の客席の規模を確認できる点です。本番の五輪では、国内の観客のみ入れるという話ですが、ディスタンスは空けるんですかね?ギッシリ入れたら、かなりの観客数になるかと思います。

さて、冒頭の4LoはSOでしたが、思っていたよりいい感じで降りています。つづく4Sは軸がかなり傾いて転倒。3Aからの3連コンボ、4T+3Tはきっちり決めました。そして、後半になってから気づいたんですが、坂本さんと同じく、鍵山君もグラディエーターなんですね!個人的に、「グラディエーターといえば男性ヴォーカルのこっち!」という印象が強いです。

後半の4TはSOでお手つきでしたが、3F+3Loはセカンドも余裕があったし、3Aも良かったです。ノーミスできたら、確実にラストで盛り上がるプログラムになるでしょう。

フィンランディア杯のリザルトは「こちら」で。最終順位は、ジェイソン、コリヤダ、アリエフという順なんですが、個人的に気になった3本の演技をピックアップしてみました。

コリヤダ。フリーは174.23の2位。合計256.98で2位。ジャンプ構成「4S 4T+3T 3A+2T 3Lo /4T 1A 3Lz+1Eu+3S」。「正直もう、羽生さん以外のスケートはあんまり見る気しないなぁ・・・」という、そこのあなた、このコリヤダのフリーはいいですよ。私は、「見てよかった!」と素直に喜べる内容でした。

切なさを感じさせる「シンドラーのリスト」のバイオリンの調べを、見事に表現しています。しかも、ジャンプもかなり良い状態です。個人的に心配だった4SはSOでしたが、実戦投入できるレベルです。4T+3T、3A+2Tと危なげなく決めていって、「これでなんで優勝できないの?」と思っていたら、後半のアクセルがシングルに抜けたのが痛かった・・・。身のこなしから、ルックスから、ロシア男子の伝統を見事に継承したスケーターなので、まだまだ頑張ってほしいです。

ジェイソン。フリーは「170.13」の5位。合計「262.52」で優勝。ジャンプ構成「3F 3A+2T 3A 3Lo /3F+2T 3Lz+1Eu+3S 2A」。キャラクターバイアスという面もありますが、同じシンドラーのリストでも、コリヤダと印象がぜんぜん違いますね。

スピンもスケーティングも確かにトップレベルの上手さなのは分かるんだけど、クワド0本、3Aを一本転倒で、PCS「92.02」って正直どうなの?と。でも、もともと構成が弱いから、多少ミスをしてもそんなに下がらないのかもしれません。もちろん、クワドさえ降りれば、それ以外は中身スカスカでもPCSも引っ張られるという採点は感心しませんが。

リッツオ。フリーは「176.18」で1位。合計「238.75」で7位。ジャンプ構成「4T+3T 3Lo 4T 3F /3A+1Eu+3S 3Lz+2Lo 3A」。フリー1位の演技なので見てみました。SPはスコアシートだけ見ましたが、4TにDGがついて転倒、3Aがシングルに抜けて得点なしで、ガッツリ引かれていますね。

彼はボディバランスが良くて、好調時のジャンプは、ヨーロッパの偉大なる先輩のハビを思い出すような、キレイな降り方をするんですよね。今回も堂々としたもので、しかも、まったく盛り上がりのないお経のような男性ヴォーカル曲をバックに次々とジャンプを決めていく所は、「ネイサンみたいだなー!」なんて思って見ていました。

すると、ジャンプを全て跳んだ後のステップの前で急に曲が盛り上がって、実際そこからギンギンに滑っているので、これも含めて、これってやっぱりネイサンスタイル?と。「マッシモの振付」のようですが、これは「勝ちに行くプロ」として狙っているのかしれません。

もちろん、それが悪いとは思いません。好きか嫌いかと言われれば、好きではないですが、きっと選手・コーチと振付師との間での考えがあってのことですからね。彼にとっては2回目の五輪になりますし、前回の21位から上げるべく、頑張ってほしいですね。

こちらの修造さんの発言。「え?どの会見で?練習で4Aは降りてるってこと?」と、ちょっとビックリするような内容なんですが、リプ欄にもあるように、どうやら「(メディアには未公開の)別のインタビュー」がありそうです。解禁日が待ち遠しいですね!

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. Sennin より:

    そうなんですよ。修造さんが報ステでいきなり会見といってるんですけど、
    いつ会見したんですか?そして日刊がショーとはピアノ曲と書いてますね?
    前にジェフの言葉を引用しているのか?なんか謎ばかり。その時いったジェフはバラ一とは全然違うようなことを話してますが、私もこの頃クラシックピアノに燃えてるけど何があるのか?バラ一と雰囲気違うんならリズムのいいものでしかもショパンじゃないってことか?
    これもN杯までお待ちかねですね。
    アジアンは本当に映像がね
    あと紀平さん、心配ですね?結弦くんと同じ病名では?

    junさん聞いてください。今野さんのYouTubeにコメントしたら下記のものが返信できましてビックリしてます。
    貼りつけうまくいくかなあ…。
    https://youtu.be/D1plvs_ZQ5c

    • Jun より:

      Senninさま

      日刊は朝日新聞・テレビ朝日系なので、多少情報の共有はあるかと思います。

      ただ、SPにピアノ曲という構想は昨シーズン前からあったので、20-21シーズンを終えた後、仕切り直しで曲をピックアップして、無事にピアノ曲で決まったのでしょう。羽生さん&ジェフのことなんで、バラ1ともOtonalとも違ったピアノ曲をきっと探してきているはずですよ。

      おそらく、そのリプライは「ワシのも聴いてくれー」ってリンクを貼ってるだけで、今野さんとは一切無関係だと思います。

      • Sennin より:

        ありがとうござました。今野さんとは関係ないとは思いましたがこんなことする人いるのですね?なぜ私にだけ動画を貼り付けるのか?理解不能でした。単純に拡散したいだけなんですね?

        • Jun より:

          Senninさま

          私が昨日チェックした時には、他の方のコメントにもリンクが貼られていましたよ。

          いま見たら削除されているので、管理者の方で対応したのだと思います。