リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
坂本さん。フリーは155.77で1位。合計236.09で優勝。ライバル不在・勝って当たり前と見られている中で、でも実際にノーミスを2本揃えて優勝したのは立派ですね。大きな怪我をしない選手なので、試合の経験値をたくさん積んできて、特に今季は安定感も抜群でした。まだアイスショーの出演もいくつか予定されているんでしょうか?よく頑張ってくれたので、少し休んでリフレッシュして欲しいです。
ルナヘン。動画は「こちら」から。フリーは142.70で2位。合計217.70で2位。回転不足が2つありましたが、全体的には良い演技で、実力を出し切ったと思います。北京五輪ではもったいないミスがあって8位でしたから、その後のワールドで銀メダルは本当に立派です。本人も満足ではないでしょうか。
アリサ。フリーは139.28で3位。合計211.19で3位。SPでは3Aを回避して、71.91の5位につけていました。このフリーもとても良い演技で、3AでURがつきましたが、あとちょっとという所。忙しいプログラムで、最後のスピンも明らかに疲れている感じでしたが、頑張りました。ジュニア時代は、それこそあのワリエワのように米国内で期待を集めていた選手。その後、明らかに身長が伸びて、成績が低迷した時期もありましたが、今回の銅メダルは素晴らしいです。まだ若い選手なので、今後の成長に期待しています。
樋口さん。フリーは121.12で12位。合計188.15で11位。3Aを転倒してから、明らかに動きに精彩を欠いていたので、「この転倒で怪我をしたのでは?」と心配しながら、演技を見ていました。そもそも、北京五輪後の疲れからコンディションを戻せず、3Aの調子も悪く、足の痛みもあったとのこと。まぁ、ただ、北京五輪では団体の銅メダルに貢献してくれましたし、今季は本当によく頑張ってくれたと思います。
河辺さん。フリーは118.76で15位。合計182.44で15位。3Aの回転はイイ感じでしたが、両足着氷はもったいなかったですね。その後も細かいミスが続き、好調時には及ばない演技でしたが、最後まで滑りきりました。五輪代表に選ばれて、いろいろと言う人がいましたから、そこからはメンタル的にキツかったと思うんですよね。ただ、誰もができる経験ではないですから、これを糧にさらに一皮剥けてほしいと思っています。
メタルジョギング・チャレンジは24日目。Humble Pieの『Smokin’』(1972年3月)です。バンドの名前だけを知っている程度だったんですが、エネルギッシュなロックでした。イギリスのバンドなんですけど、「カウボーイ」とか「砂埃」とか、なぜかアメリカの乾燥した地域の光景が浮かんでくるような音楽です。
1曲目の「Hot ‘N’ Nasty」がインパクト十分。これだけキーボードが大活躍するのは、9日目の「The Allman Brothers Band」に通じるものがあるんですが、Humble Pieの場合、バックボーカル陣が大活躍していて、女性も参加しています。けっこう手が込んでる作品です。
とはいえ、基本は渋くて枯れたブルーズロックで、中盤以降はそのタイプの曲が続きます。後半は若干ダレるかなという気がしなくもないですが、好きな人にはたまらない音楽性だと思いますね。とにかく元気なロックです。
では、また明日!
Jun