リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
宇野さん。フリーは202.85で1位。合計312.48で1位。良い点が出ていたのですが、「全日本」より少し良いぐらいでしょうか。しかし、この4T-2Tに加点つくの?とか、この3連コンボは「3連」として認定していいの?とか、他にもいろいろ言いたいことはありますが・・・。ただ、この選手は、滑る前から大優遇されると分かっていながらも、特に平昌五輪以降はまともにノーミスができなかったので、今季のコンディションの良さは評価してもいいんじゃないでしょうか。
鍵山君。フリーは191.91で2位。合計297.60で2位。ミスはいくつかありましたけど、もともとの彼の実力はこれぐらいだと思うので、平常運転の演技だったかなと思います。良くもなく、悪くもなくと言う感じ。彼は、次の五輪も当然目指すはずなので、4年間トップを維持できるかどうか。怪我なく頑張ってもらいたいものです。
カムデン君。フリーは182.19で3位。合計271.69で5位。SPは89.50の12位でした。演技動画は「こちら」。ヴィンスの動画が見当たらないので、代わりにこっちを見るか・・・と思ったら、大当たりでした!ジュニア時代は、17年の名古屋でのJGPファイナルでは銀メダルを獲得。もともと表現面に定評のある実力者でした。「しばらく見ない間に引き締まったいい表情をしてるな!」と思って見ていたら、このフリーは神がかった素晴らしい演技でした。ジャンプは高さもあるし、着氷後の流れもある。もちろん表現面は指先まで行き届いていて、情感たっぷりに、でも冷静にやりきりました。これが大人のスケートでしょ?と。はっきり言って、金銀の二人よりはるかにクオリティは高いので、ぜひチェックしてみてください。今大会は、マリニン君のSP、カムデン君のフリーで十分満足です。
友野君。フリーは168.25で8位。合計269.37で6位。冒頭の4T-3Tは、クワドの方はきっちり降りてたのに、2ndトウがSOでもったいなかったですね(あのSOで、彼の場合はしっかりマイナスされてるわけですが)。4Sはどうも決まらずに、でも4T自体は2本とも良かったと思います。最後はさすがに疲れましたかね。本人も笑顔でしたし、よく頑張ってくれたと思います。
マリニン君。フリーは163.63で11位。合計263.79で9位。演技動画は「こちら」。いやぁ、4Lz、4T、3Aと超順調で、これは将来が楽しみだぞ・・・と思っていたら、4Sで激しく転倒。巻き戻してみると、この選手は4Sを両手タノで跳ぶんですか?そして、後半のおそらく4Tのコンボ予定が両足着氷によりコンボ抜け。これが痛かったですね。でも、ポテンシャルは十分ですので、彼にとっては良い経験になったんじゃないでしょうか。4年後の五輪、というか早ければ来季から、日本勢の壁になるかもしれないですね。
メタルジョギング・チャレンジは25日目。Wishbone Ashの『Argus』(1972年4月)です。今回も予備知識ゼロの状態で聴きました。これは、ハードロックやヘヴィメタルではなく、フォークだったり、プログレッシブ・ロック(プログレ)に近いかもしれません。牧歌的で優しい楽曲が続きます。
そんな中で個人的な一押しは、2曲目の「Sometime World」です。大人しい感じの曲調なんですが、2:45辺りからテンポが速くなり、分厚いコーラスとともに、爽やかに駆け抜けていきます。まさに春にふさわしい!
ちなみに本作の邦題は『百眼の巨人アーガス』なるRPG味漂う名がついています。詳しくは「wiki」を見ていただくとして、しかし、音楽性はいたって穏やか。まったく野獣味はありませんので、悪しからず(笑)。
では、また明日!
Jun