topoは「東北の動画・情報配信サービス」とのことで、私は「こちら」経由で無料会員登録をして動画を視聴しました。動画は約14分です。
「けっこう個人情報を細かく入れさせるんだなぁ・・・」とブツブツ言いながら登録したんけど、動画の内容が良かったので良しとします(笑)。
今回、羽生さんの発言を聞いていて、「フィギュアスケートにおけるトレーニング開発の必要性」というお話は、日刊ゲンダイのインタに通じる部分があります。ただ、ゲンダイで話したようなバスケットボールの件が出てこなかったのは、今回は「具体的にどんなトレーニングを?」という突っ込んだ問いが無かったことと、対談相手が野球人の江尻慎太郎さんだったことはあるのかもしれません。
特に印象的だったのは、「スポーツのチカラとは?」と訊かれて、「命がけ、決死の戦い。その人の結果をもぎとるための人間性に、僕たちは感動し力をもらえる」と発言していましたね。もちろん、大怪我からのぶっつけ本番の平昌五輪だったり、4Aに挑んだ北京五輪も決死の戦いでしたけど、いまのワンマンショーはそれ以上のチャレンジが必要とされていますよね。現在進行形で命がけの闘いを見せている。
「戦い」ではなく「闘い」なんですよね。誰かと競って勝ち負けが決まるのが「戦い」だとすれば、自分に打ち克つための努力というのは「闘い」ですから。
ところで、最近、星友啓さんの動画をよく見ていて、彼の本も何冊か購入したんですが、彼は哲学を「当たり前を問い直して新しい価値観を生み出すこと」と定義していますね。
Echoesのストーリーに哲学の2作品が関係していることが話題になっていますが、既存のフィギュアスケートのトレーニングに対する「問い直し」という作業も、まさに羽生さんがこの哲学的思考を実践していることの証左だなと感じます。
では、また明日!
Jun