この記事は23日(日)の夕方に書いていますが、女子フリーを見た後にレビューを書く余裕が無さそうなので、フリーの感想は1日遅れにさせていただきます。
雑誌を2冊購入しました。まず「Life」については、これはゆづファン的には「スルー推奨」ですね。羽生君については、ヘルシンキのOtonal、Origin、プレカン、春よ来いのショットが入っていますが、わざわざこのために2000円は高すぎます。この雑誌は、クワドラプルと違って、女子選手やペア競技、海外選手のインタも広くカバーしているので、後日面白いものがあればご紹介します。
もう一つの「フィギュアスケートファン」ですが、品切れになるのが早い雑誌なので、これは急いで買いましょう。まず、980円という「お財布に優しい」価格であること。そして、ゆづ成分的には冒頭から43ページまでと数字的に濃くはないですが、企画が秀逸ですよ!まず、久々な感じの、高須力さんの写真がかっこいい!そして、野口美惠さんのテキストを挟んで、いとうやまねさんのOrigin解説、そして何より、伊藤聡美さんのOrigin衣装のインタは貴重です。
伊藤さんは、近年では宇野選手の衣装をたくさん作っていることから、いろいろ言われますけど、トロントに拠点を置く羽生君が未だに依頼するのだから、「腕は確か」ということなのでしょう。裁縫にまったく疎い私からするとマニアックすぎてよくわからない内容ですが、だからこそ「永久保存版」のインタと言えるかもしれません。
他の記事は、宇野選手・高橋選手の記事はともかくとして、紀平さん、宮原さん、坂本さんに加えて、島田君のインタを入れてくれたのが嬉しい。この「フィギュアスケートファン」の推しが的中して、全日本で台乗りすることになれば、彼はもう確実に全国区の選手になると思います。
雑誌とは別に、ロシアナショナルも凄いことになっていますね。演技はまだ見ていませんが、女子でシェルバコワが優勝したのは個人的には嬉しいです。JGPファイナルではミスが出て、トゥルソワやコストルナヤと比べて精彩を欠いていましたから、よく頑張ったと思います。
男子はコフトゥンが優勝ですけど、タリントロフィーではショート・フリーともに良い動きをしていて、「GPシリーズで台乗りしていてもおかしくない」という印象だったので、この結果にはまったく驚かなかったですね。いやぁ、タリン杯のレビューをしていてよかったです。
さて、女子フリーが楽しみですね!ここまで全日本のジャッジがURの判定が甘めであることを考えると、宮原さん有利かなと思います。ただ、スコア的に僅差なのでジャンプに自信のある坂本さんも十分にチャンスはありますし、紀平さんもノーミスすれば一気に逆転できる可能性もある。この3人が中心かなと思います。
では、また明日!
Jun
コメント
金子みすヾじゃないですが、みんな違って、みんないい、の一言に尽きます。素晴らしくハイレベルな内容で満足です。
ただ一点、休養明けの新葉ちゃんはともかく、ベストを超える演技をした舞依ちゃんの心痛を慮るにつらいです。
花織ちゃんの総合優勝に異論はないです。しかし、PCSの大幅UPが気になりました。
梨花ちゃんのPCS(72.06)がGPF(72.40)並みというか、やや渋めであるのに対し、花織ちゃんは過去のベストPCSのGPFの68.00から今回は大盤振る舞いの73.25点。いきなり5点以上UPされると、何か連盟の思惑があるのではと勘繰りたくなります。Junさんのレビューを待ちたいと思います。
まあ、PCSの盛りがあってもなくても、このTESでは逆転は難しかったと思いますが。
Fakefurさま
さっきツイートしたんですけど、まぁ、フィギュアスケートを純粋なスポーツと思って観戦してはいけないですね。国際試合はともかく、全日本については、M-1ぐらいに捉えて見るべきではないかと。あの番組は吉本が企画して、(審査員の多くが)吉本の芸人なわけだから、吉本出身の芸人が有利に決まっています。つまり、橋本(とその側近)とフジとUSMが主催するイベントだと思えばいいのかもしれませんね。
花織ちゃんのPCSについてはまったくの同意見です。詳しくは今晩の記事で触れたいと思います。
M1と同列のイカサマ大劇場だったんですね。脚本ありの出来レースが世界選手権の代表選考会とは恥ずかしい。真剣勝負の羽生選手が休場したのは、もはや神の思召しとしか思えません。
もう全日本一発勝負はやめて、GP成績、ベストスコア、ISUシーズンランクから総合ポイント制にして、代表を選ぶほうがいいと思います。年間通じてコンスタントに勝てる人、国際試合に強い人をワールドに送った方が日本の国益にも繋がるんですけどね。
ネットで注文した「ファン」が無事に届きました。帰国中なのですぐに読めて大満足。素早いレビューをありがとうございました。
Fakefurさま
フィギュアスケートファン、喜んでいただけて何よりです。
老害優遇の忖度採点を撲滅するには、羽生君クラスの圧倒的な実力者が登場するか、あるいはそこまで圧倒的とは言わないまでも、忖度ではカバーしきれないほどの有力選手がドッと育つかの、どちらかでしょうね。
他に、男子に関しては、関西所属だと限界があると思います。期待の若手は関東に固まっているので、余計な嫌がらせを受けることもなく、切磋琢磨できる環境にあるのは幸いです。
雑誌紹介ありがとうございます!
980円…いいですね(笑)。しかも、内容に工夫があって、他誌にはない企画を打ち出しているところ、好感度大です。書店には明日以降しか行けないのですが残っていますように。
昨日の女子は凄かったですね。これぞ正にスポーツだと思いました。もしかして紀平さんを勝たせようとすれば出来たのかも知れないですが、そういう調整もなかったようで清々しかったです。同じような勝負、男子にも望みたいものです。junさんのコメント楽しみにしています。
ととちゃん さま
紀平さんには、たかが全日本ごときのタイトルに満足してもらっては困るし、むしろ、いずれビッグタイトルを獲るための「学びの場」としてもらいたいですね。まさに、SPで発生したシューズの問題をフリーでは解決できたわけですし、4CCとワールドの代表も確保したので、彼女としては最良の結果だったんじゃないでしょうか。
「フィギュアスケートファン」は良い本なので、ぜひ頑張って入手していただきたいです。例の通信の「回収」のようなことにはなっていないので、書店やネット通販を通じての取り寄せも可能かと思われます。
こんにちは
junさんの予想当たりましたね。
さすがです。
坂本さんにはびっくりでこっちも声出ましたよ(笑)面白いキスクラも。
紀平さん切り替えが早い、緊張しないとかでこれからも期待が持てる選手ですね。
一人一人それぞれの経験を経て強くなっていくんだなぁと思う全日本でした。
島田くんも期待大ですね。
詳しくはjunさんの記事待ちます。
コフトゥン順調に復活してきたんですね。
ザギトワは平昌五輪のメドべ状態ですね。
ロシア女子おそるべし。
フィギュアスケートファン興味が出てきました。
本屋にあるかな?
マリィさま
結局、フリーで挽回できる選手というのは、気持ちの切り替えができるということなんですよね。じゃ、なぜショートからそれができないのか?という話になるんですが、それができるほど、フィギュアスケートは簡単なスポーツではないのでしょう。
今回の紀平さんはシューズの問題があったので、これを教訓に、4CCとワールドではショートからノーミスの演技を見せてもらいたいです。
私は、紀平さんに羽生君のこれまでの成長を重ね合わせて見ています。試合のたびに問題が発生するんだけど、それを自分で言葉にして、問題として認識した上で、その過ちを繰り返さないために努力する。世界のトップと互角以上の戦いができる、スーパーアスリートがようやく才能を開花させてくれたなと、感慨深いです。
雑誌の紹介ありがとうございます。書店には既にありませんでした。Lifeもありませんね。高橋選手表紙は残ってましたが…。
伊藤さんの衣装の製作についてどの位詳しく書かれているのか?それを読んでみたかったのですが他の書店にも覗いてみる事にします。たまたま、私は裁縫等やりますがそうでなくても衣装は興味がありますよね?羽生結弦展でも伊藤さんのコーナーは人でごった返していてじっくり見れなかったと記憶しております。
女子はJunさんのレビューを待つとして、コフトゥンは引退しようとしていたみたいですね?復活して優勝できて良かったと思いました。
ロシア女子はみてませんでしたか?シェルバコワちゃんはジャンプだけではありませんよね?うまくピークを合わせてきたように感じました。
senninさま
Lifeはそのうちどこかで見かけるとは思いますが、フィギュアスケートファンは本当に部数をそんなに刷っていないはずなので(ヘルシンキワールド号はすぐに完売になったので!)、何としてでも入手していただければと思います。
ロシアナショナルは明日(正確には明後日)から4日間かけてみっちりやりますので、お楽しみに!