実は、私が事前に発売を承知していたのは報知のみで、そちらは金曜早朝に近所のファミマでゲットしました。しかし、スポニチについては知らなかったので、後で改めて買いに出かけた次第です。
それにしても、両紙ともに1面とはビックリでした。報知は1面と5面、スポニチは1面と2面です。
まず、報知については、新聞を読んでからネット版にアクセスしたんですけど、2バージョンアップされていますので、チェックしてみてください(「バージョン1」「バージョン2」)。写真撮影は小林泰斗。矢口亨さんに勝るとも劣らない素晴らしい写真揃いです。
スポニチはもちろん小海途良幹さん撮影のショットで、新聞はほぼ写真のみに集中というレイアウト。「テキストはネットの方で読んでね!」という作りになっています(「その1」「その2」「その3」)。
報知のインタビューはお馴染みの高木恵さん。今回、報知さんでは3日連続で羽生さんの記事を準備していますが、19日の初回テキストは「共同インタビュー」のみで、20日・21日のテキストは「単独インタビュー」のようです。ちなみに、上にリンクを貼ったスポニチの3本のネット版のテキストは報知の2バージョンのテキストとかぶっており、「スポニチ用単独インタビュー」なるものが今後公開されるのかは気になる所です(*スポニチは土日掲載の告知は無かったので)。
インタビューは「仙台のスタジオ」で実施。以下、報知の紙面のテキストから印象的だった部分をピックアップしておきます。
「いろんなプログラムを振り付けしていく時もそうなんですけど、基本的には根本に『生きる』ということが存在しているのかなっていうこと、その『生きる』ことに対しての『祈り』みたいなものが常に存在しているのが、自分が表現したいことの根幹にあるのかなっていうのは思います」
「“RE_PRAY”TOUR OFFICIAL PHOTOBOOK」でのインタを踏まると、羽生さんのメッセージがより分かりやすくなっている気がします。彼がフィギュアスケートを通じて伝えたい一つが、「生きる」ということ。そして、「生きる」ためにはいろいろ頑張らなきゃいけない。そこで「祈り」という概念が鍵になっているということですね。彼の言う「祈り」は、「神に祈る」とか「誰かにお願いする」という意味に限定されているのではなく、これまでの彼の発言を総合すると、「自分自身に期待する」とか「心の支えになるものを信じる」とか「周囲に感謝する」とかより広範な内容も含むのかなと思っています。
「思い描いていたものとは体力のつき方も技術のつき方も全然違いますし、『ああ、こんなにもまだまだやれるんだな』っていう実感と、未来に向けての可能性をすごく感じています。自分が思ったよりも、『人間ってまだまだやれるんだな』っていうのを。今、感じてはいます」
OFFICIAL PHOTOBOOKでも感じましたけど、この「手ごたえ」を明言している所に、「すでにビッグ・プロジェクトは動いている」と見ていいんじゃないでしょうか?ワクワクしますね。
「・・・ファンの人たちが見てくれるからとか、僕にはスケートしかないからとか、そういうものだけじゃなくて、自分自身の中に常に、生きる芯みたいなものを、より明確につくっていきたい30代だとは思っています」
羽生さんのこれまでのストイックな行動・言動はもちろん、アイスショー開催の諸々を年々改善してくれている点から、ファンを思ってくれていることは分かっています。でも、羽生さんがハッピーであることが私の願いでもあるんですよ。ぜひ、「外」の意見は気にせず、自分自身が信じるところの「理想を追い求めて」ほしいですね。
では、また明日!
Jun