スポーツ報知(7.20)感想

スポーツ報知(7.20)感想

ウェブ版の記事は2本に分かれていますので、右のリンクをご参照ください(<前編><後編>)。

新聞の方は、6面のみ掲載。紙面の写真はウェブ版の前編のものですね。今回は報知さんの「単独取材」分のテキストですが、(皆さまもおそらくそうでしょうが)印象的だった部分は主に2点です。

――今後、挑戦したいプログラムは?

本当は、(長編の)15分プログラムとか作りたいんですよ。でも、難しいなって思ったりもします」

――それは体力的なもの?

「体力的なものも、もちろん、大変ではあります。例えばジャンプをそんなに跳ばないにしても、退屈になってしまうのは嫌ですし。いわゆるコンテンポラリー的な動きで作りたいなとも思いつつはあるんですけど、持たないな、っていう」

――構想としてはある。

「何となくはあるんですけど、まだそこまで振り切れないですかね。分からないですけど。まだこの曲で滑りたいっていうものに出会えてはいないです、自分の中で。15分、20分で滑りきりたいみたいな曲に、まだ出会えていないのかなっていうのも、あります

世の中には、クラシックでもジャズでも、それこそロックやメタルでも、15分~20分の長尺の曲っていくらでもあって、探そうと思えば見つかると思うんですよ。ただ、かりに「Ice Story 3rd」の中に組み込むとして、その曲がショーのコンセプトに合うかどうかという問題。そして、コンセプトに合ったとしても、その15分なり20分なりの曲中、羽生さんが出ずっぱりでいくのか?あるいは曲中に袖に引っ込んでスクリーンの映像&音楽でつなぐ部分を設けて、しかるべきタイミングで再登場するのか?後者の場合、「RE_PRAY」の前半はすでにそれに近いことをやっているとも言えるので、羽生さん自身が目指しているのは前者の形式なんでしょうね。

そもそも、「notte stellata」で内村さんや大地さんとやったコラボって「トータルで何分あったかな?」と考えたのですが、アーティストやバンドとの「コラボ」だったら出ずっぱりでも行けそうですけど、「確かに純粋に羽生さん一人」というのはちょっとハードルが高そうです。でも、当然この辺りの話はMIKIKO先生に相談しているはずで、それが実現するかどうかは別にして、「新しい試み」にチャレンジしていることは本当に素晴らしいと思います。

――「ダニーボーイ」は星野源さんから薦められて

「そうです。番組でおげんさんにお会いして、『これいい曲だよね』っていうことになって。もうあの瞬間に、自分の中で、ああ、これだな、みたいな感じになりました。ほぼ即決めで、自分の中で、この曲滑ろうってなっていましたね

――スッと入ってきた?

自分のインスピレーションが浮かぶものと、あとは曲を聴いて最初の出だしの段階で、自分が立っている姿というか、スケートで滑れている姿が想像できる曲って、なかなか出会えないんですよ。・・・曲調的には自分で振り付けできるものじゃないし、この曲は割と何回も何回も滑っていって、熟成させていく必要があるなっていうのも感じていたので、これはもうデービッドだってすぐに浮かんで、お願いしました。あの子は本当にもう急展開というか、運命の出会いを果たしたなっていう感じでした」

「おげんさん」の自分のエントリーを調べたら、昨年の「8月14日(前編)」と「8月28日(後編)」とありました。「ダニーボーイ」については「後編」で紹介されていて、私自身は曲自体というよりは演者のキース・ジャレットの方に注目していたんですけど、まさかそんな「運命的な出会い」だったとは、視聴者としてまったく感じなかったですね。もちろん、羽生さんが「プログラム用の曲」を求めてあの番組のオファーを受けたはずもないですし、いやぁ、出演して本当に良かったですね!

間違いなく、羽生結弦のスケート史において「ノッテ」や「春」に並ぶ名プロを予感させるのが「ダニーボーイ」で、それこそ「Ice Story 3rd」がどんなコンセプトであろうと、後半のセットリストにこの子が鎮座していてもまったく違和感なく受け入れられる気がします。

4Loもしっかり練習しているんですね!ストイックな彼のことなので、今年のショーで組み込んでくることもあるかもしれません。さあ、報知さんの最終回も期待しましょう!

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます。

    体調がよくないとのこと、心配しておりました。

    私も2週間ぐらい前、咳がとまらず、熱はあまりないけど嗅覚が全然なくなったので、これはまずい、と思って病院へいきました。
    検査で、コロナではありませんでした。しかし嗅覚がなくなるというのは気味の悪いことで、パンが焦げても、魚が傷んでる?のもわかりません。現在は回復しています。

    必要最低限の外出しかしていません。
    マスク、手洗いも引き続きしています。

    パリ五輪が近づいて、スポーツの話題で盛り上がってます。
    以前羽生さんは仲間うちでも一緒に食事に行かないことを知り、ずいぶん厳しい生活信条なのだなあ、と思ってましたがそれくらいでないとだめなのですね。

    この酷暑が終わるころには完全回復なさいますように。

    • Jun より:

      みつばちさま

      私が罹患した時期から1週間後ぐらいになりますか。現在はすでに回復されているということで何よりです。私は嗅覚の方も8割ぐらいまで戻っている感じです。

      ここ数日、羽生さんのBlu-rayや写真集を求めていろいろと出かけたのですが、マスク着用率はざっと2~3割ぐらいでしょうか。電車の中は冷房がガンガンに効いているのでマシですが、35℃以上の猛暑で駅のホームとか外をマスクをしながら歩くのは無理ですね。熱中症で倒れないように、こまめにマスクを外しての水分補給は必要でしょう。

      しかし、五輪やスポーツ全般もそうですけど、不祥事が発生すると盛り上がるのって何なんですかね?都知事選で負けた人たちがすでに過去の人ですよ。羽生さん含めて、ストイックに黙々と己の技術を磨く努力をしている人を応援したいものです。