リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
「ルナヘン」。73.52で1位。「3Lz+3T 2A /3F」。今回、ヨーロッパ開催なので、演技の内容次第では良いスコアが出るだろうと思っていました。ひと昔前の欧米の女子選手のような、良く言えばダイナミックな、悪く言えば大味な感じが懐かしさを覚えます。
フロミフ。72.04で2位。「2A 3Lz /3F+3T」。こちらは「フィギュアスケートYouTube」さんから。いやぁ、この子もめちゃくちゃ細いですね。サンボへの入会は、体型でまず足切りしているとしか思えません。両手タノジャンプといい、いわゆるエテリ組の女子選手って感じの動きなんですが、指先までしなやかな彼女の動きが、この渋くてパワフルな曲調とまったく合ってませんね。それこそ「パリ散」のように、独特のタメのあるリズムをメリハリつけてとらえないと、ただのもっさりとした動きにしか見えません。まー、そういうことを考えずにテキトーに曲を選んでいるのでしょう。
「シェルバコワ」。71.73で3位。「2A 3F /3Lz+2T」。本来コンボは3Lz+3Lo予定だった所、とっさに2Tをつけて難を逃れたとのことですが、さほど違和感なくセカンドをつけられているので、大きな失点にはなっていません。しかし、3Aが無い選手なので、3A持ちのワリエワ・リーザ・コストルナヤのように80点台に届くようなスコアで、序盤からリードを奪える展開には持っていけません。おそらく、ファイナルや、ロシアナショナル、そして五輪と、同様の試合展開になるはずなので、フリーでどれだけの追い上げを見せられるのか。とくと拝見することにしましょう。
「宮原さん」。70.85で4位。「3Lz+3T< 2A /3F」。この女子SPは全体的にテクニカルが甘めとは言われてますけど、宮原さんがここ数シーズンで披露したSPの中でも、最高レベルのパフォーマンスだったと思います。こんなガラガラな会場で観られるようなスケートじゃないでしょ!と。冒頭のコンボのセカンドトウでURこそつきましたが、そのミスだけで留めたのは立派です。ドラマティックなメロディに、表現がまったく負けていない。ドイツジャッジ(J5)がPCSの各項目に「9.25」と「9.50」のみと、シェルバコワと同レベルの高評価であるのに対し、ロシアジャッジ(J1)はナショナルバイアス剥き出し(7.75と8.00)で、相変わらず進歩ねぇなぁと、もはや哀れというほか無いです。
「三原さん」。70.46で5位。「2A 3Lz+3T /3F」。宮原さんといい、三原さんといい、もはやワールドや五輪で披露すべきレベルのパフォーマンスなだけに、こんなに素晴らしい演技を11月の時点で見せてしまって大丈夫?と、余計な心配をしてしまいます。ロシアジャッジもなりふり構わずsage採点で潰したくなるほど、それだけ脅威に感じているのでしょう。でも、喜ぶのはまだ早い!彼女の真価が問われるのは、フリーです。さあ、いこう!がんばろう!
では、また明日!
Jun