2018年10月31日発売。税込価格「1,296円」。
ここ最近は、発売中止だったり、回収に追い込まれた雑誌がありましたけど、「ゆづ濃度の高さ」ゆえに、そうせざるをえない状況になったのだと認識していました。ただ、「ゆづ濃度」という点で言うと、本誌も相当なレベルですよ!全74ページ中、63ページがゆづ関連です。9割超えとは行かないまでも、8割以上を占めているので、まるで藤井聡太七段の勝率並みにすごいことになっています。
ただ、「ニュース」や「応援ブック」との違いは、「借りてきた写真を集めただけ」という誌面ではなく、写真は全て田中宣明カメラマン撮影のもので統一し、松原孝臣さんのテキスト、トロントメディアデー・オータムクラシックの取材レポート、さらに織田君のインタまで収録しているので、ちゃんと自前の雑誌作りということで、発売をクリアできたんだと思います。それとは別に、宇野選手号、高橋選手号の発売も予定していて、この「棲み分け発売」の効果もあったのかもしれません。
ゆづファン的にはマストアイテムですので、以下、ネタバレにならない程度に軽く見ておきます。表1~表4まですべてゆづ写真。両面ポスター2枚(4面)もすべてゆづのショット。パーフェクトです。
(1)独占グラビア&ロングインタビュー「Be Myself」→→トロントメディアデーでの羽生君個別インタと、黒Tシャツでのショットで構成。新プロについての短い内容かと思いきや、わりと長いタイムスパンでの質問を投げていて、知らない情報がけっこう出てきます。必読です。
(2)オータムクラシック2018→→大会期間中の囲み取材をかなり丁寧に収録していて、この試合の発言をおさらいする意味では便利です。ただ写真は若干物足りなさもあって、OtonalやOriginの写真を特大サイズで堪能できる「FIGURE SKATERS Vol.12」には及ばない感じです。
(3)カナダ・トロント公開練習→→テキストは、羽生君、ブライアン、トレーシー、ジェフの囲み取材で、他誌でも読めるものなので割愛します。写真はANAの白ジャージのものが大半で、ウォームアップの様子や、コーチ陣と談笑する写真が印象的です。
(4)織田信成インタビュー→→スピンについての言及が目立ちます。オータム後に織田君から「連絡をした」とのことで、それにゆづがどんな返事を返したか、本誌でチェックしてみてください。
ちなみに、羽生君関連以外の11ページは、無良君が「須本君・山本君・友野君」の3選手を語るコーナー。個別インタは、山本君と須本君を収録。いっさい無駄な記事の無い完璧な構成です。ぜひお買い求めください。
では、また明日!
Jun
コメント
色々あった雑誌ですが、本屋に行ってみて買いました
織田くんが出ているとホッとする
安心すると言った方がいいかな
ほんとに親しい人の文章は、多くを語らなくても分かります
他の記事もこれから読みます
チームブライアンの本も買ったので、夜は楽しむものが沢山あって幸せです。
いよいよ着きましたね
ワクワクドキドキです(*^^*)
おのさま
キスクラは記事の企画に毎回工夫があって感心するんですよね。フィギュアスケート専門誌よりも敷居は低めなんですが、織田君と無良君に聞くというセンスが「よくわかっている人選」ですし、バックナンバーでは仙台にちゃんと取材に行ったりと、内容が充実しています。しかも、安い!
私もブライアンの本は購入済なので、加筆部分だけはヘルシンキ前に読んでおきたいです。
ぜひお買い求めください って(笑)
はい、本日買ってまいりました。大満足です。
写真も記事もいいです。
目次の最後に、協力 / 公益財団法人 日本スケート連盟 てありますが、
よくわからないんですが、堂々と出せるよ、てことなんですかね?
まぁなんにしても、大満足なので、棲み分け本という試みは功を奏したのでしょうか。
名無しの猫さま
なるほど、スケ連のクレジットは気づきませんでした。ということは、企画段階でスケ連のチェックは入っている可能性はありそうです。
「棲み分け方式」は、以前私もブログに書きましたが、「みんなが幸せになれる」出版形式だと思っています。編集部的には色々と手間がかかっていると思いますが、ぜひこの方向性を堅持していただきたいです。
こんばんは
お支払い番号が来てたので急いで払って来ます(笑)
なんだかんだで本屋で発売中止事件で私が騒いだせいか(というほどでもないんですが)羽生本が増えた印象です。
近所の本屋さんを羽生くん推しの本屋にしよう!
カレンダーを勧めらたけど購入済みなのでチームブライアンを注文しようかな。
キスクラは去年から買い始めた本ですが田中さん撮影の写真なんですね。
パレードの何が印象的かって羽生くんの「田中さ〜ん」かな。
結構良い本なのかな。
今まで買わなかったのが悔やまれます。
届くのが楽しみになりました。
マリィさま
キスクラは、羽生君の写真を田中さんに一任してから大化けした印象です。そして、「棲み分け方式」の出版形態で、独自路線を確立しましたね。
東京ニュース通信社はTVガイドの出版社なので、以前はアナウンサーのインタが入ってたりで、いかにもTVガイド的な薄い内容だったんですけどね(あ、でも特製シールは復活してほしいです)。マンネリ気味の他誌も見習ってほしいですよ。
キスクラ、最寄りの本屋で昨日の時点で最後の一冊でした!
皆さん、羽生選手ページが多いと行動が早いですね。
田中さんの写真だけでも買って良かったですが、他の選手やOBのチョイスもいいですね。
時間はかかりましたし、その点の引っ掛かりは解けてはいないんですが、今後も住み分けて出版してくれるなら、歓迎したいです!
ととちゃん さま
発売までけっこう待たされましたが、トロントメディアデーがちょっと遅れたのと、あとは、宇野選手号・高橋選手号との兼ね合いで、こういうスケジュールになったんだと思います。
ただ、待った甲斐のある内容だったなと思います。随所に工夫があって、「キスクラらしさ」というものが、ゆづファンの間でも浸透してきたんじゃないかと。出版中止の横やりも無さそうですから、次号も楽しみですね。