今日からシニア合宿インタ、男子編です。刑事君のSPは、昨シーズンのゲイリー・ムーアの持ち越しの「メモリーズ」。フリーは新作で「ウィリアム・テル序曲」。振付はともにマッシモです。
7月のDOIで演じられた「ウィリアム・テル」は、前のブログで一度レビュー済なんですが、この曲は、後半のファンファーレ以降があまりに有名なので、「前半ちゃんとジャンプを決めないと、後半しか印象に残らないのでは?」と、やや辛口の批評をした記憶があります。実際、その後半部分は、ここ最近の刑事君の「代名詞」とも言える「コミカルな振付とステップ」がたっぷり入っていますね。
まぁ、SPが渋い曲なので、フリーとのバランス自体は取れているし、日本の他の男子選手って基本的にマジメ路線なので、日本のスケーターに精通しているマッシモのことですし、かなり「狙って」プログラムを作っているのかもしれません。
ちなみに、EXの「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」が話題ですが、私が毎週ジャンプを買っていたのはジョジョの第三部完結あたりまでなので、残念ながら第四部(ダイヤモンド)はあまり知らないんですよね・・・。でも、この衣装はよく出来ていると思います。刑事君の初戦はネペラ杯(9月19~22日)が予定されています。
友野君は、今季は、SP・フリーともに新プロです。SP「ニュー・シネマ・パラダイス」はミーシャ振付。フリーの「リバーダンス」は佐藤操先生です。
このインタを聞いていると、やはりワールド5位の影響って大きくて、今季の課題・目標をかなり具体的に語っている所に、それが表れています。4Tに取り組んでいること。スピンもレベルアップさせてPCSを底上げしていくこと。時間が短縮されたフリーに慣れること。そして、このような技術的な面だけでなく、ワールド5位に満足せず、つまり、さいたまではメダルを取りにいくとまで言っています。そう来なくっちゃ!やっとこういう選手が出てきてくれたか!と、心から応援したい気持ちでいっぱいです。
げんさんサマーカップに出場しているので、新プロはお披露目されているんですが、まったくネットに上がっていないので、ミーシャとの振付の様子の動画を貼ってみました。
最初の出だしから、「まさにミーシャの動き!」って感じの振付で、これは友野君の表現の幅がグッと広がるだろうな!と期待しちゃいますね。
でも、「せっかくミーシャが来てるのに、なんで貸切でリンク使えないの?」と最初思ったんですが、後半のバーベキューの映像を見て、これは、もともと合宿がセットされていて、そこにミーシャがスケジュールを合わせてくれたようですね。おそらく、子どもたちにレッスンもしてくれたのでしょう。友野君の次戦はロンバルディア杯(9月12~16日)が予定されています。
それにしても、羽生君の情報がまったく入ってこないですが、私はむしろ、「これは、かなり本気モードでプログラムを作ってるぞ!」とプラスに受け止めています。おそらく両方ともに新プロでしょうね。まずは、24時間テレビを楽しみに待つとしましょうか。
では、また明日!
Jun
コメント
刑事くんのウィリアムテル、仰るように有名なフレーズに入るまでに、ジャンプを決めた上で後半を盛り上げて欲しいですね。コミカルな動き、まだしっかりこなせていない印象なので、表情も含めて吹っ切って演技できれば、と思います。ハビぐらいに表現できるといいですね。
一希くん、自分からミーシャに掛け合うほど
貪欲なんですね。今シーズン本当に楽しみです。オフアイスも仲良さそうで、いい作品が作れているんだろうなと思います。クワド2種、モノにして、今季は自力で世選に出て欲しいですね。
羽生選手から何の音沙汰もないので、怪我で
9月に公開練習をしたシーズンを、つい思い出してしまいます。メディアデーの有無にかかわらず、後ひと月でオータムですから、静かに待つしかないですね。
ととちゃん さま
刑事君と友野君、インタのコメントはけっこう対照的でしたね。ジョジョのEXもそうですが、面白いプログラムを通じて様々な表現を楽しもうという刑事君。一方、友野君はどの大会でどれぐらいの成績を出すか、明確に目標を設定して、北京五輪を見据えていますね。
おそらく、刑事君は、北京五輪については「保留」しつつ、1年ずつ、悔いを残さないように、スケートと向き合うんじゃないかと。いろんな考え方があっていいと思います。