「フィギュアスケート・マガジン 2020-2021 Vol.1 プレシーズン」(2)

「フィギュアスケート・マガジン 2020-2021 Vol.1 プレシーズン」(2)

ニースとソチの企画を読んでから、そのまま「STAY GOLD」から「待ってろ平昌、必ず行くから」まで読み進めました。

「STAY GOLD」は、「マガジン」が、その創刊号以降取材してきた大会を写真で振り返るという企画。ここでは、山口さんの『奇跡なんて、起きない。』を読まれた方には、ニヤリとさせられる記述が散りばめられています。この山口さんの著書について、私は「12回」に渡ってレビューをしました。

この本は分厚くて読み切るのはけっこう大変なんですが、未読の方は、ぜひこの砂漠期を有効活用して、山口さんの著書を読みながら、レビューの方もチェックしていただければと思います。

そして、今日ピックアップしたいのが、「平昌へとつづく『ヘルシンキの逆転』」です。こちらの企画は、座談会のレギュラーメンバーでもある、共同通信の吉田学史さんの筆によるもの。なぜ、「平昌へとつづく」という部分が強調されているかと言うと、SPでミスが出て5位スタートだったこの試合、あの伝説のホプレガまでの時間、ジャンプ練習を極力抑えて、体力温存を第一に考えた調整を行った点なんですよね。

ブライアンはこの調整術の妙を、こう熱弁したそうです。

「試合にはみんな90パーセントか百パーセントの状態で臨むが、毎日の練習では、エネルギーレベルが日によって変わる。どれだけ睡眠を取ったか、どういう食事をしたか、天気や前日の状況にもよる。そこが、私が賢さを持っていないといけないところだ。選手たちがリンクに歩いて入ってきたところを見るだけで、私はエネルギーレベルを(彼らに)教えられる。あの(高い)レベルで仕事をするには、スケーターは僕を信頼しないといけない

2017年のNHK杯の練習中に大怪我をして、羽生さんは、平昌五輪にぶっつけ本番で臨みました。五輪会場に着いてからの記者会見で、羽生さんは、「氷上練習は年が明けた、大会1か月前から」と話していました。どうして我慢できたのか?もちろんそれだけ重傷だったのもありますが、ジャンプ練習に頼らなくとも、ジャンプを成功させるためのイメトレとフィジカルの調整という部分のノウハウをチームで共有していたことが大きい。そのターニングポイントがヘルシンキだったと。

平昌五輪で勝ち、そして、翌シーズンのロステレ杯で怪我をした後も、見事な調整術でもって、さいたまワールドであの魂のOriginを見せてくれた・・・。

なんだか、私たちは再び伝説の目撃者になるような気がしてなりません。今季のGPシリーズ欠場がマイナスにならないようなコンディショニングをしてくれるのではないかと。

そう考えると、羽生さん自身についてはあまり心配していない自分がいます。あとはコロナの状況次第ですね。世界がまた元に戻った時、羽生さんも戻ってきてくれると信じています。

では、また明日!

Jun

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