田中アナと言えば不祥事でフリーになった人なんですが、こういうことがなければYouTubeのチャンネルなんて開設するはずがないので、ぜひ頑張ってもらいたいです。人生、何度でもやり直せますから。
さて、中野さんは、先日ご紹介したインタビューでもキレのある分析をされていましたが、いやぁ、話も上手ですね!13分ほどありますが、面白いので一気に見れちゃうと思います。
まず、4CCの羽生さんの演技について、こう語っています。
音の拾い方が人より異質です。
普段は、曲があって、選手たちは音に対して合わせにいく感じになるんです。
(4CCを見ていて思ったのは)羽生選手のためだけの音楽。羽生選手が踊って、音楽が後からついてくるような感覚に陥るぐらい、一つのパッケージとして見られるプログラムだったなと。
SEIMEIという曲よりも、羽生選手の方が先に生まれて、後から音楽がくっついてくるような感じ。
5コンポーネンツの演技構成点で、SPで10点満点があったと思うんですけど、ジャッジのルール上、10点満点という項目には「思わず、点数をつけるのを忘れるぐらい、選手に見とれてしまうプログラムだと、10点をつけていいんですよ」というものがあるんです。
思わずその空間に、その空気に飲まれてしまう、そういう部分でも10点が出てもおかしくないプログラムだったと思うので、ああ、納得だなと思いました。
じゃ、トリノのネイサンのコレオは「見とれてしまったから満点」ってことかいな!とツッコミを入れたくなりますが・・・。
まぁ、それは置いとくとして、他にも野球の例えが実に分かりやすくて、同じ佐藤信夫門下生なのに、小塚君より全然分かりやすいじゃないか!と。
そして、友加里さん、力強く断言していました。
羽生選手は、4A無しでも、北京五輪で勝てます!
これを日本の専門家で言ったのは、中野さんが初めてではないですか?忖度雑誌の原稿だったら、確実にカットされるはずで、よくぞ言ってくれました。
理由としては、他の要素に手が回らなくなること、怪我のリスクがあること、すでに多種の4回転を持っているからGOEで稼ぐべき、と説明していました。しかし、羽生さんが4Aを成功できない、とは言っていません。
つまり、北京五輪の公式練習でライバル陣営にプレッシャーを与える意味で、4Aを見せるのはアリだと。でも、本番で4Aを跳ばなくても勝てるのが羽生結弦さん、とこちらも断言していました。これ、稔先生なら「4A、見たいねええええ。羽生君ならやってくれますからっ!」とロマンを求めがちですが、中野さんはそこは現実的です。
何と言うか、一度没落した田中アナは業界のしがらみの無い人なので、ゲストの方はけっこう自由に話せるかもしれませんね。特に今回の動画は、全ゆづファン必見です。ぜひチェックしてみてください。
では、また明日!
Jun