発売日から少し経ちましたが、「Ice Jewels Vol.16」も無事に入手しました。
パラパラとめくってみた感じでは「いつものジュエルズ」なんですが、本号は、恒例の「独占インタ」ではなく、4Aの連続写真を「羽生さん自身が解説する」という「特別寄稿」となっている部分は、間違いなく新機軸ですね。ここは明日の記事で、みっちり取り上げたいと思います。
その他の企画で目を引いたのは、田中宣明カメラマンの北京五輪取材記でしょうか。「あれ?別の本でも似たような企画無かった?」と一瞬思ったんですが、実は、Sportivaの方では能登直カメラマンの取材レポートがあるんですよね。もちろん、ファンとしては興味深い内容で不満はまったく無いのですが、完全に企画がかぶってますね(笑)。
ところで、フィギュアスケートにおける神カメラマンへの注目は、「マガジン」がその火付け役で、座談会への小海途カメラマンの参加や毛受カメラマンのコラム、その後の「フォトグラファー企画」など、参加カメラマンの数もどんどん増えていきました。さらに、一般紙・スポーツ紙におけるカメラマンへの注目現象を指摘した「ウェブ記事」もありましたね。
「なぜそこまでカメラマンの仕事が注目されるようになったんだろう?」とその理由を考えてみると、羽生さんという被写体の規格外の美しさにあるのはもちろんなんですが、カメラマンさんの仕事には「テレビ・雑誌・新聞報道のような忖度が無い」ということも大きいかなと思います。
採点批判というタブー。某事務所批判というタブー。連盟の体質批判というタブー。タブーが多すぎるんです。その一部に切り込んでいるのは東京スポーツぐらいですが、とはいえ、東スポさんも基本的にはゴシップを扱うことで成り立っているメディアなので、すべての記事が良質とは言えません。
もちろん、コロナ禍の過酷な状況で現地取材される記者さんの仕事はリスペクトに値します。でも、もうちょっと頑張ってほしい・・・。あともう少しだけ踏み込んで、切り込んでくれることを願っています。
メタルジョギング・チャレンジは51日目。SCORPIONSの『In Trance』(1975年9月)です。SCORPIONSと言えば、ドイツ出身のロックバンドとして世界的な成功を収めたレジェンドで、クラウス・マイネの透明感のあるハイトーンボイスをトレードマークに、洗練されたヒットソングを量産する集団という印象を持っていました。ただ、それは80年代以降の話で、本作の冒頭を飾る「Dark Lady」のノイジー&ミドルテンポで押しまくる曲調に、「これ、別のバンド?」とビックリしました。まぁ、でも、このいかがわしいジャケットに、「復讐の蠍団」という邦題も確かにダテじゃない。そして、おそらくこの帯は、アナログレコードの帯を復刻したのでしょうが、白字の部分はこう書いてあります
今、世界を恐怖の淵へとたたき込む悪魔の蠍野郎!! 遂に毒蠍の進撃は開始された。恐怖の2197秒。
この渾身の帯タタキを書いた当時のレコード会社の担当者はいま何をしてるのでしょう?もしかしたら、すでにリタイアされて、シニア生活を満喫されているのかもしれませんね。
しかし、その後の彼らの躍進を思えば、「SCORPIONSってこういう音楽だよ!」という啓蒙目的ではとてもじゃないけど薦められない異色作。「黒歴史」とまでは言わないですが、まったく別物と言っていいでしょう。
そん中、唯一、6曲目の「Robot Man」はその後の彼らの音楽性にはっきりと「接続」するような、軽快さとキャッチ―なメロディを備えた良曲です。クラウスのヴォーカルも活きています。他の曲はドロドロでノイジーな感じなので、それだったらBLACK SABBATHを聴くよな・・・と、私はなっちゃいます。
では、また明日!
Jun
コメント
ジュエルズ、迷ってましたがやっぱり買ってしまいました(笑)
ほんとに置く所が厳しくなってどうしようかと思ってました
本はなるべく本屋と決めていましたが、近所の有名な大手本屋では予約しか入らず店用は無しと言われショック…
取り寄せでは5月中頃と言われ、穴場の本屋に電子で行き買いました
どんどん厳しくなりますね…
明日Junさまが詳しく書いてくださると思うので触れませんが、羽生結弦と言う人はほんとに出来た人と思いました
ファンでいて良かったと思います
益々応援したくなりますね
では明日楽しみに待ってます(^^♪
おのさま
私は、所有している雑誌・書籍のかなりの数を段ボールに入れて、クローゼットに収納しています。本棚に入れているのは、まだ定期的に刊行している一部の雑誌のみですね。
ジュエルズは、大会結果や他の選手の情報等、正直不必要なものも多いんですが、羽生さんの「独占部分」と田中さんの写真のためだけに購入していますね。それでも、今回は特に価値が高いと思いました。
おはようございます。ジュエルズは見送り予定でしたが特別寄稿がTLで賑わって
いたので田舎に長期滞在で持ち帰りが重いですが昨日TSUTAYA書店に買いに行きました。
これ値段も高いし私には必要じゃ無い部分も多いのですが田中さんの写真が先日の
講座と被ってなくて質も良くてドキッ!としました。4Aの連続コマはみんな発表して
ますが一番高いところのショットは出てないかと思います。講座で一枚デカい画面で
拝ませて頂きました。ジャンプやスピンの写真は講座でも観たことないと思いまして
珍しいなあと思ったらジュエルズに3枚ありましたね?結弦くんのジャンプはいかに高さがあるかと言うのが一目瞭然です。写真の紙面に欲しかったけど 笑笑 あと羽生結弦展
で大きいパネルで田中さん出してくれたら良かったのにと思いました。ジュエルズも
結弦くんが引退したらこんな高い雑誌誰が買うのでしょうか?
田舎の友達(同級生)に高島屋の羽生結弦展に行った話をしたら行きたかったと言うのですよ。特にファンではありません。新潟伊勢丹でやるのでおしえたら娘といくと言ってました。国民は羽生結弦の演技が指先まで美しく特別なんですよね。みんな羽生結弦を観たいのでしょう。スケートの生も観たがりますがチケット代おしえると流石に手が出ないようです 笑笑
Senninさま
おっしゃる通り、ジュエルズの1,400円は常識的に考えれば高いですけど、Sportivaなんて1,980円ですからね!特に後者は、このような価格設定と、年一冊発行という所からも、フィギュアスケートの「末期感」を感じずにはいられません(汗)。
羽生結弦展、新潟で開催されるとのことで、ご友人も足を運べそうで良かったですね!私もまだこれからなんですが、東京もついに完売ですけど、予約開始後もGW明けの開催日は残っていました。
羽生さんを生で安く観るとなると(かりに来季も現役続行するとしたら)、全日本の一番安い席で応募するのが、可能性としては高いですかね。もちろん落選の可能性もありますが、ダメ元で出すと男子SPは意外に当たるんじゃないでしょうか。