【羽生結弦 あの瞬間】(スポーツ報知連載企画)

【羽生結弦 あの瞬間】(スポーツ報知連載企画)

今回、スポーツ新聞はまったく買っていないんですが、羽生さんの「決意表明」会見を受けて、各紙、「緊急連載企画」を立ち上げています。こういう「健全な競争」は大歓迎ですよね。

とはいえ、すべて取り上げているとキリが無いので、「ペン記者とカメラマンの共作」と言っていい、スポーツ報知さんの【羽生結弦 あの瞬間】をご紹介します。こちらの記事は会員限定コンテンツなんですが、無料で全文読むことができます。メールアドレスとパスワードだけでアカウントを作成できますので、ぜひこの機会に作ってください。

現時点で私が目を通したのは、上記の4本なんですが、高木恵さんのテキストは、羽生さんが今回の決断に踏み切った「遠因」をコンパクトに取り上げてくださっています。

1つは、2015年のN杯とGPFでの世界記録連続更新の際の、当時の羽生さんのコメントです。

「僕にとって世界最高得点という評価はうれしいし大事だけど、それ以上にどれだけ自分の演技を極められるか、どれだけ一つ一つの要素や表現というものを極められるかが大事」

これを受けて、高木さんは、「羽生の理想のフィギュアスケートは、今も当時と変わらないことがわかる」と結んでいます。ただ、羽生さんの「不断の努力」をISUのジャッジが正しく評価してこなかったのが、この7年間と言うこともできます。羽生さんは今も当時も変わらない。でも、肝心の評価する側の人間がブレブレだから、羽生さんはその活躍の舞台を変えざるをえなくなったのだと。

もう1つは、ロンカプの演奏を清塚さんに依頼した経緯について、羽生さんの「(春よ来い、によって)生きる活力と滑る活力をいただいた清塚さんのピアノにしたら、もっと気持ち良く、気持ちを込めて滑ることができるんじゃないかと思った」というコメントも記事で紹介されていました。

時間的には逆になりますが、コロナ禍の直前、2020年の4CCでの「SEIMEI」の再演について、「ものすごく、自分でいられるな、って思って」という羽生さんのコメントと、根っこは同じように感じます。つまり、「他人の助言ではなく、自分自身と向き合うことでしか、現状を打開できない」という当時の彼の思いなんですね。

辛くて孤独だったと思います。でも、もう一人ではありません。何のしがらみも無くなったいま、羽生さんをサポートしてくれる友人は大勢集まってくれるはずですし、私たちも変わらず応援するわけですからね。

ところで、矢口カメラマンの貢献は写真提供だけでなく、テキストも素敵な内容なんです。今回の記事は「会員限定」なので、ここでの引用は控えますが、矢口さんが紹介していた「パク・ソンヒョクの本」は読んでみようと思うと同時に、写真集の発売も「7月29日」と迫っているので、「前作」を改めて紐解きつつ、楽しみに待ちたいと思います。

先日発売された『YUZU’LL BE BACK IV』の発送に関して、アマゾンで酷い目に遭ったので、今回は近所の書店で発売日に入手する予定です。

では、また明日!

Jun


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