2月1日からジョギングを再開して、「1日ジムで走ったらジョジョを1冊読む」というご褒美を用意して、ようやく50巻まで来ました。3月上旬に風邪で体調を崩したりしましたが、なんとかここまで続けてこれています。
ちなみに、「ジョジョの奇妙な冒険」の単行本(第1部~第5部)は63巻で完結です。その後、第6部の「ストーンオーシャン」(全17巻)、第7部の「スティール・ボール・ラン」(全24巻)、第8部「ジョジョリオン」(全27巻)と単行本のタイトルが替わりますが、ジョジョシリーズであることは変わりません。全131巻まで頑張ります。
47巻から、私にとって「未知の領域」である「第5部」に入りました。第3部から「スタンド(幽波紋)」という背後霊のような分身を使ってバトルするシリーズになって、第3部はアジア~エジプトの旅行記だったんですが、第4部はM県S市杜王町を一歩も出ることなく完結。そして、第5部はイタリアが舞台になりました。海外・国内という舞台の違いについては、それぞれに良さがあって良いと思うんですが、ちょっと登場人物が多すぎるかなぁ・・・とは思います。
同じように登場人物が多い長編マンガとしては「ONE PIECE」がありますが、ワンピは多すぎるだけじゃなく、後でも再登場したりして、でも「この人だれ?」って感じで、正直調べる気も起きません。「ジョジョ」の場合は、いっぱい出てくるけど、すぐに主人公たちにやられて退場、ということが多く、それはそれで味気無さもありますが、まぁ、作者の方針ですよね。そう考えると、第1部・第2部は、ストーリーのボリュームは小ぶりながら、登場人物はしっかりツボを押さえた配置で、バランスが良かったなと思います。第3部・第4部は多すぎるんですよ。
第5部は若き主人公がイタリアのマフィアをのし上がっていくというストーリーで、目的がはっきりしていて、ストーリーを追いやすい。第4部はそこが曖昧だったので、読み手としてもダラけてしまった所があります。このスピード感そのままに第5部が突っ走ってくれることを期待しています。
メタルジョギング・チャレンジは164日目。MINISTRYの『Psalm 69』(1992年7月)です。「インダストリアル・メタル」というジャンルを開拓した先駆的バンドです。インダストリアルメタルって?と言うと、「エレクトロニック・サウンド」を多用したメタルで、従来のメタルにおける基本楽器の「ギター・ベース・ドラム」に加えて、シンセサイザーやサンプリングを導入して、メタルの激しさに踊れるリズムを混ぜ込んだ音作りに特徴があります。90年代前半から、このMinistryやNine Inch Nails(NIN)を中心に広がっていきました。
私自身は、NINを熱心に聴いていた時期があって、NINは破滅的・絶望的な歌詞&サウンドに特徴があります。特に『The Downward Spiral』とか『The Fragile』とか『And All That Could Have Been』あたりを、一人で夜中に泥酔しながら聴いていると「危険な衝動」に駆られてきたものです。ただ、それは逆説的でもあって、「こんなに病んでいる人がいるなら、自分はまだ大丈夫!」という、一種の精神安定剤になっていたかもしれません。
Ministryに話を戻すと、彼らの場合、歌詞を通じて政治的なメッセージを発することに重きを置いています。そこが当時の私にはいまいちピンと来ない所があって、「べつにアメリカに住んでるわけじゃないし、そこに共感する(フリをする)のもどうなの?」と、避けていた部分がありました。そうなると、個人の内面、特に孤独感・絶望感に向き合うNINの方が、当時私の求めているものにドンピシャだった気がします。
そーいうのを抜きにして、Ministryを聴いてみると、ちょっと音が軽いかな?と思いつつも、ザクザクとした切れ味があって、面白いサウンドです。そして、実は私のジョギングのリズムにけっこう合っていることが分かったのは収穫です。NINは運動にはまったく不向きな音楽ですからね(笑)。
では、また明日!
Jun