ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。両者の対戦成績は、藤井叡王から見て「6勝3敗」です。
藤井聡太さんがタイトル戦で振り飛車党の棋士と戦うのは初めてのことなので、どんな展開になるのかまったく読めなかったのですが、第一局は藤井叡王の圧勝でした。特に、駒と駒がぶつかり合う「中盤戦」以降、指し手の精度で藤井叡王がはっきり上回っていて、「居飛車・振り飛車」という戦型の違い云々ではなく、単純に「最善手を指し続けられる棋力の差」が出ていたように思います。
とは言え、まだ第一局が終わったばかりですから、菅井八段の巻き返しに期待したいです。第二局は菅井八段の先手番ですから、おそらく彼の得意戦法の「先手中飛車」を採用すると予想します。この先手中飛車によって、2022年8月のA級順位戦は菅井さんが藤井さんに快勝しました。
ただ・・・自分の負けた将棋に関しては、世界の誰よりも深く研究・分析し、その対策を練ってくるのが藤井聡太さんという人です。「中飛車対策を準備していること」が分かっていながら、菅井八段はそれを採用するのかどうか。
しかし、菅井八段が中飛車以外の戦型で、藤井叡王を悩ませるような「必殺の研究」を準備するのも困難だと思うので、やはり中飛車で行くような気がします。
では、また明日！
Jun
