藤井王位、本日対局!(王位戦第五局1日目)

藤井王位、本日対局!(王位戦第五局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。

第五局は、9月5日・6日に静岡県牧之原市の平田寺(へいでんじ)での開催。

スコアの面では、藤井竜王が3勝1敗で防衛に王手をかけている状態。ただ、豊島九段は、先日の王座戦第一局の内容がとても良かったので、そう簡単には防衛を許さないだろうと思っています。

聡ちゃんファンの心境としては「ここで決めてほしい!」という所でしょうが、勝ち負けはともかく、2日目午後までハラハラドキドキするような熱戦を期待しています。

さて、主催紙の東京新聞の「こちらの記事」によると、牧之原市は、田沼意次ゆかりの地のようです。記事の中でも指摘されていますが、田沼と言えば「賄賂」というイメージですけど、近年の研究で見直しがなされているそうですね。

田沼作と言われるこちらの詰将棋、指し将棋の終盤戦の実戦感覚でこの図面を見ると、初手を7五角成から入って玉を下段に(上の方に)押していきたい所なんですが、そうすると、7三玉→6二玉のルートで逃がしそう。だから、角を5三の位置からしばらく動かさないわけですか。ただ、正解手順の初手7四金は、第一感では上部(下の方)に玉を逃がしそうですが、大丈夫ですね。この作品自体は、めちゃくちゃ難解というわけではなく、最終的には上下挟み撃ちのような形でキレイに収束します。

詰将棋というのは、玉を詰ますパズルです。その解図力において、小学生の頃から「人間離れしている」と言われてきたのが藤井竜王で、実は「指し将棋よりも凄い」と、プロ棋界では恐れられています。

詰将棋って、どのようにして解くのか?人によっては「詰め上がり(最終解答図)」がパッとイメージできて、そこに向けて指し手を組み立てていくようです。ただ、3手・5手のような短手数の詰将棋ならともかく、7手以上の詰将棋で詰め上がりをイメージできる人はかなりの上級者で、私の場合は、「ここに玉を逃がしたら、捕まりそうにない」という観点から、手を組み立てることが多いです。

メタルジョギング・チャレンジは91日目。SCORPIONSの『Lovedrive』(1979年1月)です。昨日チラっと触れたオーストラリアで最も成功したロックバンドはAC/DCですが、ドイツなら間違いなくSCORPIONSですね。バンド結成初期は、マイケル・シェンカーやウリ・ジョン・ロートのような伝説的なギターの「神」が在籍していたんですけど、彼らが抜けて良い意味での「アク」が抜けて、世界的な大成功につながったんだと思います。

このバンドは、何といってもクラウス・マイネのヴォーカルです。ハスキーさと透明感を併せ持つ名ヴォーカリストで、フレディ・マーキュリーをロック寄りにした声質で、フレディ好きな人はぜひ聴いてみてほしいですね。オススメは、まず7曲目の「Lovedrive」。ザクザクと鋭角的にギターが刻まれる中、メロディラインはポップで、ヘンに凝り過ぎない、この分かりやすさが彼らの音楽の魅力。3曲目の「Always Somewhere」はしっとり系のバラードで、こういう曲をサラっとアルバムに入れられる所が、大成功した要因なのでしょう。ラストの8曲目の「Holiday」はアコースティックギターをバックにしたバラードタイプで、「このまま6分以上も続くの?」と思っていたら、意外な展開を見せていきます。

また、このバンドはアルバムジャケットで「狙って」くることが多くて、本作も国によっては検閲バージョンに差し替えられています。その割に、音楽性はわりと「普通」なので、そういう所に拘りを見せるところが興味深い。「売れること」を考えるんだったら、何の得にもならないはずなんですけどね。

では、また明日!

Jun


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