藤井竜王、本日対局!(A級順位戦)

藤井竜王、本日対局!(A級順位戦)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。「藤井聡太、最年少名人への道、最終章」。いよいよ始まります。現在、将棋界における名人位獲得の最年少記録は、谷川浩司十七世名人の持つ「21歳2ヶ月」です。この記録を藤井竜王が破るためには、チャンスは今期の一度だけです。

すなわち、A級順位戦(全9回戦)というリーグ戦を1位で通過して、来年4月から開幕する名人戦七番勝負への挑戦者となり、渡辺明名人を破らないといけません。現在、藤井竜王は五冠を保持していますが、今期おそらく本人が最も重視しているのは、この記録だろうと思われます。

本対局は、それ以外にも、2つ注目ポイントがあります。まずは、対戦相手の佐藤康光九段日本将棋連盟会長として日々多忙な中、A級という将棋界の頂上で戦いつづけているという、信じられない人です。羽生善治九段より1歳上の52歳ですが、あの羽生さんが昨期A級からB級1組に陥落したことを考えれば、超人と言っていいでしょう。しかも、AI研究全盛の将棋界の中で、独自の棋風を貫いています。

特に将棋界を震撼させたのが、昨年11月の棋王戦での郷田真隆九段戦。会長の「暴銀」構想を生んだこの将棋は、「真似できない」だけでなく、「真似したくない」というプロ棋士が多いであろう、常人にはちょっと理解不能な革新的な指し方でした。将棋自体は郷田先生が勝ちましたが、とても面白い内容でした。そんな会長がどんな隠し玉を用意しているのか、それに藤井竜王がどう対応するのか、ドキドキワクワクです。

もう一つは、本局が、名古屋対局場のこけら落としになる点です。詳しくは、上の動画をご覧ください。これまでは、東京将棋会館(東京・千駄ヶ谷)か関西将棋会館(大阪・福島)で対局が行われていたのが、今年から名古屋駅前のオフィスビル、ミッドランドスクエア25階に常設の対局場が作られることとなりました。ABEMAの放送でどのような感じで映るのか、とても楽しみです。

ちなみに、名古屋対局場での「将棋めし」の出前については、まだ間に合っていないとのことで、この対局では将棋連盟が弁当を準備するようです。

メタルジョギング・チャレンジは76日目。BOW WOWの『Signal Fire』(1977年7月)です。メンバーは全員日本人の純国産の4人組メタルバンド。いわゆる「ジャパメタ」と呼ばれるバンドの先駆者と言っていいと思います。

BOW WOWは、80年代になると、VOW WOWとバンド名を変更して、日本メタル史上最高のヴォーカリスト、人見元基を擁する編成で世界に打って出ます。この90年の武道館ライブの映像で歌っているのが人見さんで、東京外大卒のインテリで、声量も凄いが、英語の発音もキレイ。ミュージシャン引退後は、千葉県内の高校の英語教師に転身します。

本作は人見さん加入前の作品で、良くも悪くも、ギタリストでバンドの頭脳、山本恭司さんのワンマンバンドというか、彼のギターソロアルバムと言っていいぐらい、これでもかと弾きまくっています。2曲目の「Get On Our Train(邦題・天国行超特急)」はリッチー・ブラックモアというよりは、マイケル・シェンカーに近いですが、もっとメタル寄り。巧いけど激しいですよ。

3曲目の「Just One More Night」は、メタルというよりは、ロックンロール寄りなリズムが心地よい。こういう曲を聴くと、マイケルというよりはリッチー風で、まぁ、ギタリストとして、速いだけの曲だけじゃなくて、こういう曲でも技を見せたくなりますよね。

5曲目の「Electric Power Up」以降は日本語の歌詞の曲もチラホラ出てくるんですが、ヴォーカルの人ががぜん生き生きとしているので、ぜんぶ日本語で良かったのでは?という気もします。まぁ、でも、どの分野も「欧米の模倣」から入るのが常道ですから、当時は「メタルやるんだったら英語じゃないと!」という価値観だったのは、仕方の無い所です。

YouTubeで海外の音楽ファンのリアクション動画を見ていると、英語だろうが日本語だろうが、曲が良ければエキサイトしてくれるので、日本のバンドも現在そこはさほど拘らなくなっていると思います。BABYMETALがあれだけヒットするんですからね。

では、また明日!

Jun


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