藤井名人、本日対局!(名人戦第一局1日目)

藤井名人、本日対局!(名人戦第一局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太名人から見て「22勝11敗」です。

日曜日の叡王戦第一局(挑戦者・伊藤匠七段)は、伊藤挑戦者が後手番ながら角換わり腰掛け銀の最新研究を藤井叡王にぶつけて、終盤の入口まで互角の形勢。92手目の△6九角まではほぼ完璧に指していて、「このまま行けるのでは?」と思ったんですが、藤井叡王の指した▲2九飛という受けの一手に伊藤七段は悩んでしまって、94手目、AI推奨でほぼ必須の手とされた△8七歩成を伊藤七段は選べず、そのまま一気に藤井叡王が107手にて勝ち切ってしまった将棋でした。

結局、最終盤の読みの正確さと深さが段違いで、そこが藤井聡太さんの天才性というか才能なんだなと。終盤力って個人の努力でどうこうなるものでもないので、将棋界は日本各地の神童たちの集まりだけど、いかに藤井さんがその中でも突出しているか分かる将棋でした。

さて、名人戦です。持ち時間4時間の叡王戦よりも、持ち時間9時間で2日制の名人戦の方が藤井聡太さんのミスが格段に減って、さらに攻略が難しいのは将棋ファンの誰もが予想している所です。そこにきて、名人戦挑戦者の豊島将之九段は、かつての「人とは普段将棋は指さない」「AI将棋のトップランナー」という棋風をガラっと変えてきていて、藤井名人が予想だにしないような「怪しい作戦」をストックしている期待感はあります。

「藤井名人が大長考で持ち時間を湯水のように浪費し、時間に追われてミスをする」という展開になれば面白くなるんですが、2日制で時間に追われるという状況はなかなか無いと思うので、豊島九段の作戦次第という所ですか。

第1局は、名人戦お馴染みの「椿山荘」。残念ながら昨日の雨と風で桜は散ってしまいましたが、おそらく庭園や周囲の現地レポートなんかもあるはずで、ぜひお時間のあるときにアベマの方をチェックしていただければと思います。

では、また明日!

Jun


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