ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」から。
第一局、第二局ともに藤井叡王が勝利し、藤井さんが叡王防衛に王手をかけました。この第三局は千葉県柏市の「柏の葉カンファレンスセンター」で行われます。HPを見てみたんですけど、どうやら、ここは企業向けの研修施設で、対局自体はその近辺の「三井ガーデンホテル」で行われるようです。三井ガーデンホテルと言うと、10年以上前の話ですが、広島に出かけた際に宿泊したことがあって、とてもキレイで洗練されたビジネスホテルの趣きでした。朝食がおいしくて食べ過ぎたことも覚えています。
さて、第三局は藤井さんが先手番のため、彼が主導権を握る形になることが予想されます。出口六段にとっては大ピンチですが、思い切ってぶつかるしかないでしょうね。
ところで、将棋の対局自体は、藤井さん以外の対局もたくさん行われているんですけど、いくらプロと言っても人間ですから、大逆転があったり、ミスがあったり、形勢が二転三転することの方が普通なんです。しかし、そういう対局について、ABEMAのコメント欄や掲示板では、「藤井だったらこういうミスはしないよな・・・」という話になってきます。もちろん、素人の私たちが、プロの指し手をミスかどうかアレコレ言うのは、AIの評価値あってこそなんですが・・・。
最近よく感じるのは、他の棋士の場合、「あまり時間をかけないで、何気なく悪手を指す」ということがけっこうあるんです。あるいは、「まだ戦いになっていない序盤の段階で形勢を損ねる」ということも見られます。これが、藤井さんの場合、「ほぼ無い」と言っていいかもしれません。
序盤で悪くしないためには、事前研究が深く正確である必要があるのですが、そこを藤井さんはしっかり準備しているということ。そして、「何気ない悪手」という部分も、どんなに簡単そうな局面でも、「本当にその手でいいのか?」と日々妥協せずに考える癖がついているのかもしれません。
とはいえ、勝負事ですから、やってみないことには分かりません。出口さんの奮起に期待します。
メタルジョギング・チャレンジは63日目。AEROSMITHの『Rocks』(1976年5月)です。「49日目」に続いて2度目の登場ですが、本作は彼らの4枚目のアルバムです。前作の『Toys in the Attic』が、「Walk This Way」以外微妙だったのとは対照的に、本作は「やればできるじゃないか!」というハジケっぷりにビックリしました。1年2ヶ月のインターバルで、ここまで強力な作品を作れるというのは、驚きという以外ないです。
1曲目の「Back in the Saddle」は、2004年の横浜公演(日産スタジアム)の映像を貼りましたが、アルバム・バージョンだとスティーヴン・タイラーのヴォーカルがライヴほど「前」に出てなくて、バンド全体でガツンと押し上げるサウンドになっています。76年作品にしては音質がチープな感じがしますが、それがマイナスになってません。3曲目の「Rats in the Cellar」も、2000年代だから当たり前なんですけど、ライヴの方がよっぽど洗練されていて、オリジナルは良い意味でのヤケクソ気味の疾走感がたまりません。バラードは「Home Tonight」の1曲のみですが、アルバム1枚で計34分の潔さ。本作もヒットしたそうです。
しかし、その大成功ゆえか、バンドのドラッグ・アルコール問題が噴出し、次作のレコーディング時はメンバー全員がシラフからほど遠い状態だったとか・・・。マネージャーも浮かれて遊んでたんですかね?よく、その後、80年代後半に復活できたなと思います。
では、また明日!
Jun