ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。JT杯公式サイトは「こちら」。両者の対戦成績は、藤井JT杯覇者から見て「14勝6敗2千日手」です。放送開始は、「午後3:35」からですのでご注意ください。
「八冠達成」という偉業を受けて、地上波でもいろいろと特番が放送されていましたけど、「アンタウォッチマン」がいちばんよく出来ていましたね。2時間番組だから充実していたんでしょうけど、藤井八冠と実際にタイトル戦を戦った棋士に直接取材し、率直な意見を引き出せていて素晴らしかった。一方、「クローズアップ現代」での渡辺明九段の塩対応が「プチ炎上」してましたが、渡辺さんも「アンタウォッチマン」ではしっかり取材に応えていたので、結局、ちゃんとした内容にするならそこそこの時間枠と明確なコンセプトが必要ということですね。たとえ天下のNHKさんの番組とは言っても、かつて羽生結弦さん関連で、平昌五輪の前後あたりではひでぇ内容のもありましたしね（苦笑）。
さて、王座戦は劇的な幕切れで終わりましたが、あの結果に関係なく、このJT杯の準決で二人が対局することは決まっていました。JT杯は「超早指し棋戦」なので、事前に準備した作戦がクリーンヒットすると、そのまま有利のまま勝ち切ってしまうことがよくあります。いくら藤井さんと言えども、形勢不利な状態で時間に追われると、指し手の精度が落ちて、そのまま負けてしまうという展開も十分にありえますね。
「研究の鬼」の永瀬さんですからおそらく作戦のストックはあるはずで、ぜひ王座戦の悔しさをぶつけて、藤井さんが「慌てる場面」を作ってほしい所。竜王戦があっさり終わりそうな雰囲気が漂っているので、こちらでは熱戦になることを期待しています。
では、また明日！
Jun
