ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。放送時刻は、5/4(土)夜7時からです。
先日の「ドラフト会議」では、11人のトップ棋士(藤井八冠と順位戦A級在籍10名)が集い、各人がチームメイト2人を指名しました。しかし、その指名を受けた棋士たちは若手有望株から羽生九段のようなレジェンド棋士まで、実績十分のエリート棋士ばかりなわけです。
そこで、これは毎年恒例の行事なんですが、ドラフト会議で指名を受けなかった棋士たちが、3つのブロックに分かれた「敗者復活(!?)トーナメント」を戦います。各ブロックの勝者3名が「エントリーチーム」を結成し、リベンジを期して殴り込みをかける形になります。このエントリーチームは、毎年ハングリーで味のあるメンツが揃うので、大会を盛り上げてくれるんですよ。
・【関東Aブロック】窪田義行七段、本田奎六段、井出隼平五段、小山直希四段
・【関西ブロック】西田拓也五段、古賀悠聖五段、冨田誠也四段、森本才跳四段
・【関東Bブロック】梶浦宏孝七段、大橋貴洸七段、齊藤裕也四段、宮嶋健太四段
個人的に注目しているのは、窪田義行七段です。予告編の動画で窪田先生の姿が確認されて、今月52歳を迎える窪田先生が、若手圧倒的有利と言われるこの超早指しトーナメントを勝ち上がってきたですと?と、将棋ファンの間で衝撃が走りました。
窪田先生と言えば、「窪田 巣作り」でググるとこんな動画がヒットするぐらい、大量の荷物を持参して対局環境を整えることで有名です。千駄ヶ谷の将棋会館までこんなに荷物を持ってくるだけで、対局始まる前から疲れませんか?と思うのですが・・・。2分ほどの動画なのでぜひご覧ください。
他の棋士は20代~30代ばかりで、窪田先生の圧倒的不利は否めませんが、ぜひここを勝ち上がって親父パワーを見せつけてください。応援していますよ!
メタルジョギング・チャレンジは193日目。DRAGONFORCEの『Inhuman Rampage』(2006年1月)です。「メロディックスピードメタル」というジャンルの第一人者と言えば、このイギリスのドラゴンフォースです。
かつてこのジャンルはドイツが本場中の本場で、HelloweenやGamma Rayが名作を連発した90年代前半にメタル界の「天下」を獲って、日本にも頻繁に来日していたのです。しかし、彼らの作品のクオリティが徐々に落ちていって、このジャンルももう終わりだ・・・と私自身もすっかりこの界隈の音楽から手を引いていました。
そんな停滞ムードの中、メロスピを再生させたのがドラゴンフォースで、本作は彼らの3枚目の作品。まぁ、アルバム1曲目の「Through the Fire and Flames」を聴けば、このジャンルの何たるかは分かると思います。とにかく速く、メロディはとことんクサく、ある意味で日本のアニソンやゲーム音楽風な曲調なのに、それをどこまでもクソ真面目にやっているので、尊敬の念を禁じえません。
このコテコテ感はもはやラーメン二郎的で、私なんかは1曲聴けばお腹いっぱいなんですけど、好きな人にはたまらないですし、中毒性抜群なんだと思います。そして何よりも、日本が誇るスーパードラマーのにゃんごすたーさんもメロスピは大好物で、共演もしてるんですね。左の長髪のおじさんは決して御茶ノ水の楽器店の店員さんではなく、このコラボの時はドラゴンフォースに在籍していたフレデリクです(2019年脱退)。フレデリクは現在KREATORのメンバーですが、ウチでもレビューしたことがありますけど、硬派でいいバンドです。え?この「移籍」はステップアップじゃない?なんて個人的には思う訳ですが(汗)。
では、また明日!
Jun