ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太竜王から見て「6勝4敗」です。
第四局を終えた時点で2勝2敗のタイ。お互い「先手番」の時に勝利しているわけですが、前局の将棋では、佐々木勇気八段が角換わり早繰り銀の形から腰掛け銀に組み替えるという「新構想」が炸裂し、藤井竜王に言わせれば「1日の午前中に悪くしていた」ということでした。これは謙遜でも何でもなく、藤井竜王が14分の考慮で40手目に△9六同歩と応じた手が不用意で、まともに佐々木八段の攻撃を食らうことになり、あそこまで手も足も出ず、一方的に負けた将棋はここ数年ではちょっと記憶にないぐらいでした。
それだけ佐々木八段の研究が素晴らしかったのもありますが、佐々木八段がかりに第五局の後手番を落としたとしても、続く第六局の先手番で第四局並みの研究手を準備していれば、気持ちは早いですが、フルセットの第七局までもつれることになります。もちろん、第五局を佐々木八段が勝てば大優勢になりますから、藤井竜王としてはこの第五局は「必殺の研究」を準備しなければいけません。
第五局の対局会場は和歌山城ホール。第一局こそ渋谷のセルリアンタワーでしたが、第二局が福井県あわら市、第三局が京都仁和寺、第四局が大阪茨木市でしたから、関西が続きますね。和歌山対局の「勝負めしメニューブック」もすでに発表されています。
ざっと見た感じでは、カレー、タンシチュー、ステーキ重、鰻重、海鮮丼、天丼と定番メニューがある中、和歌山ラーメンの井出商店も名前を連ねていました。和歌山ラーメンは一時期ブームになって、新横浜のラー博でも出店していたのを私もよく覚えています。カップラーメンやスーパーの生ラーメン等で食べる機会も多く、「ご当地ラーメン」としては全国に名を轟かせていますね。今回の勝負めしでは、そば・うどん・焼きそば等が無く、麺類は井出商店一択なので、もしかしたら麺類好きの藤井竜王がチョイスする可能性あるんじゃないかと。そうなると、和歌山ラーメンブームが再燃するかもしれませんね！
スイーツは、和歌山と言えばパンダですから、パンダロールは竜王が選ぶと予想しておきます。全体的に洋菓子が多めな感じで、華やかなおやつ紹介になりそうです。ぜひ、ご飯＆おやつもご注目ください。
では、また明日！
Jun
