雑談(50年後はどうなってる?)

雑談(50年後はどうなってる?)

将棋界は藤井七冠の話題で盛り上がっていますが、じゃあ、彼の記録を塗り替えるような早熟の天才が登場するのか?あるいは、彼のような棋士を「育成」できるか?というと、あまりそういう話にはなっていません。

例えば、プロ棋士養成機関「奨励会」の最高峰の「三段リーグ」。ここを突破すると四段(プロ棋士)になるんですが、藤井聡太さんの14歳2カ月でのプロ入り最年少記録を塗り替える人は出てきていません。現在、山下数毅三段(14歳)が5勝1敗でトップ争いをしていますが、彼がこのまま三段リーグを抜けるようだと、史上6人目の「中学生棋士」となります。そうそう、今回の藤井名人誕生によって、中学生棋士は5人全員が名人になりました(加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明、藤井聡太)。

「育成」ということになると、さらに「絶望的」です。そもそも藤井さんの師匠の杉本昌隆八段は「将棋について口出ししない」ように努め、さらにAIの活用は「三段になるまで控えさせた」という話が有名です。AIは確かに特定の局面での「最善手」を教えてくれるんですけど、これに頼り過ぎると「自分で考える力が鈍ってくる」という弊害が出てきます。例えば、数学の問題集の「答え」を覚えるだけでは、本番の試験で「自分で正解を導き出すことができない」ことと少し似ています。自分自身で深く正確に速く考えられる力の持ち主じゃないと、ハイスペックPCも宝の持ち腐れになるわけです。

とはいえ、藤井さんも加齢によって必ず衰えてきます。そもそも、将棋の棋士のピークは25歳前後と言われていて、そこから負けも込んでくることでしょう。加藤一二三先生は77歳で現役を引退されましたが、もし藤井聡太さんが77歳まで頑張るなら、自分は100歳超えしないと、彼の現役生活を最後まで見届けられません。

そう考えると、その頃の日本、そして世界はどうなっているのでしょう?将棋のルールは不変でしょうが、スマホやPCはさらに小型化・高性能化して、もしかしたら人体に内臓できるようになってるかもしれません。

ちなみに、羽生結弦さんは藤井聡太さんの8歳年上ですが、ゆづさんが85歳とかの時にフィギュアスケートという競技は存続できているのでしょうか?50年後もカメラの台数が~~~とか言って、いまみたいなGOEとPCSをモリモリやっていたら逆に凄いですが、そうでないことを祈ります。

さすがに自分も中高年に差し掛かってくると、何か新しいことをするというよりも、健康に気をつけつつ、「歴史を見届けたい」という気持ちが強くなっています。

羽生さんや藤井さんのような天才と同時代を生きられることに感謝しつつ、彼らの活躍を応援しながら、1日でも長く生きたいなと改めて思う次第です。

では、また明日!

Jun


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