なんだか、いろんな出版情報が集中投下されている関係で、「FRaU 2023年11月号」が出ていることをすっかり忘れていて、Amazonから慌てて注文しました。
本誌未掲載写真で綴られるこの連載企画、第1回は「notte stellata」、第2回は「SharePractice」と来て、「今回」はSOIとFaOIがテーマになっています。SOIのツアー中、メディアが取材できたのは、大阪初日と横浜初日で、いずれも羽生さんが「オペラ座の怪人」を演じた日でした。FaOIは、例年通り幕張初日がメディア開放日で、羽生さんは「if…」をISSAさん・KIMIさんとコラボした日でした。
今回は高木恵さんが書いていらっしゃるんですけど、SOI横浜初日で、4T+3T予定のセカンドトウがダブルになったリカバリーを、3A+3T(3A+2T予定)とした部分に、アイスショーにも関わらず「妥協知らずの本気度がなせる技」と驚かれたそうです。
とは言え、競技用の演技をショーに持ち込むだけではなく、「if…」でキャメルスピンから始まるのは「斬新な滑り出し」だし、でも、同じ日のフィナーレ「U.S.A.」では4Tを鮮やかに着氷しています。
羽生結弦というスケーターは、ショーのたびに新しい顔を見せてくれる。想像することさえ困難なほどの努力を積み上げながら、一期一会の演技を届けてくれる。
競技者時代から技術レベルを落とさずに、しかし、競技用のルールに縛られない試みをプロ転向後のプログラムにどんどん採用している。私自身も、羽生さんが目指すプロスケーター像というのはこういうものなのか・・・と、ある程度分かってきた1年でした。
さあ、2年目はどうなる?つねに我々の予想の斜め上を行くのが羽生さんですから、あっと驚くような答えがRE_PRAYで提示されるのを楽しみにしています。
では、また明日!
Jun