アニメ雑談(キン肉マン)

アニメ雑談(キン肉マン)

コロナ療養期間、というか厳密に言うと偽痛風で2~3日まともに歩けなかった頃からなんですが、U-NEXTで「キン肉マン」を集中的に視聴していました。この作品は、「週刊少年ジャンプ」の「黄金期」を支えた「プロレス漫画」で、連載期間は1979年~1987年。「北斗の拳」(1983年~1988年)とは完全にかぶっていて、「ドラゴンボール」(1984年~1995年)とも重なっていた時期があります。

連載期間の大まかな内容(どういうライバルが登場して、誰が勝ったか?)は把握していたんですが、今月からアニメの新シリーズとして放送が始まった「キン肉マン 完璧超人始祖編」がまさにジャンプ連載終了後のストーリーなので、じゃあ、この機会にそれ以前の内容を見ておくか!ということになりました。ぜんぶで180話ぐらいあったと思います。この作品をおそらく数十年ぶりに見て感じた点は、以下の通り。

主人公のキン肉マンは、強い敵が現れるとまず敵前逃亡。いかに自分は戦わずしてやり過ごすかを考えるメンタル。それを「従者」のミート君に諫められて連れ戻されます。ドラゴンボールの孫悟空のような「強敵であればあるほどワクワクする戦闘民族」とはまったく違います。

連載開始当初は、ウルトラマンのような「特撮ヒーロー」と「昭和のドリフ風なバラエティ要素」と「プロレス」をMIXした内容で、巨大化して街を破壊する超人に対して、キン肉マン自身も巨大化して戦っていました。その後、徐々に「プロレス漫画色」が濃くなっていって、特に「超人オリンピック」のような超人No.1を決めるトーナメント大会が開催されるようになって、純粋な「バトル物」にシフトします。その大会で、盟友となるロビンマスクやテリーマンなどが登場します。

日本テレビ放送のアニメ作品なのに、他局の「笑っていいとも!」のギャグやら、当時流行していたスナック菓子(おっとっと、コアラのマーチ等多数)の固有名詞が当たり前のように劇中に登場し、昭和のTV文化の「ユルさ」を堪能できます。そのギャグ要素は、ジャンプ本誌での連載にTVアニメが追いつかないための苦肉の策で、「引き延ばし目的のアニメ版オリジナルギャグ」という事情がありました。

・ストーリーを早く知りたい人にとっては「邪魔でしかないギャグ要素」なんですが、私のようにすでにストーリーの大枠を知っている者にとっては「箸休め」的に楽しめるし、特にギャグパートでキン肉マンに頻繁に嫌がらせをする極悪超人のキン骨マン&イワオは無くてはならない存在で、コロナで悲惨だった時期は、彼らのくだらないギャグに救われました(笑)。

・当時のアニメは少人数・低予算だったのでしょう。声優さんは「一人二役」どころか、佐藤正治さんは「十役以上」をこなしていて、画面内の敵と味方が同じ声優さんであることも当たり前。新シリーズでもその点は踏襲していて、正義超人のロビンマスクとラーメンを演じる小西克幸さんと関智一さんがキン骨マン&イワオも担当。あの宇髄天元の小西さんが声をあてた「イワオ」がそっくりで驚きました。さすがプロの仕事!

・主題歌「キン肉マン Go Fight!」の歌詞担当が森雪之丞さんなんですが、彼ってドラゴンボールの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」も作詞していますし、にも関わらず、ヒムロックの「Sweet Revolution」も書いていて、これはもう天才としか言いようがないです。

というわけで、語り出したら果てしなく脱線しそうなので、この辺りでやめておきます。「ドラゴンボール」ほど王道のバトル漫画ではないけど、私の人生にとって欠かすことのできない名作です。新シリーズも毎週楽しみです!

では、また明日!

Jun


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