FaOI神戸(BS朝日)感想(1)

FaOI神戸(BS朝日)感想(1)

放送日が6月22日だったので、ずいぶん経っていますが、やっと見ることができたので、少しずつメモを残しておきます。セットリストは「こちら」で。

(1)オープニング~「残酷な天使のテーゼ」(with ToshI)

自分が仙台で見たのが「真夏の夜の夢」なのでもちろん思い入れはあるんですけど、羽生君の曲への「入り込み方」がまったく違いますね!ニースの時のフィニッシュのような目をしていて、ニコニコしながら滑っているテッサとのギャップが凄すぎます(笑)。

遠山さんのギター・ソロに合わせて羽生君のソロパートになって、武部監督が激しく鍵盤を叩きつける部分もピタっとシンクロ。円盤に捕獲済の方はぜひチェックしていただきたいです。

曲がメロディアスでメリハリがあって、もちろんToshIさんの歌も完璧なので、羽生君の単体プログラムとして見たいなぁ・・・と思ったんですけど、これ、グループプログラムだから羽生君も「抑え」が効いていたのかも。個人プロだったら、ぶっ倒れるぐらいの全力投球をしかねないので、グループで良かったのかもしれないです。

(2)三原さん「HERO」(新EX)

舞依ちゃん、パッと見で、5kg以上は絞ったんじゃないかと。一般人だったら最低でも10kgは痩せたような、顔の輪郭は違うし、脚も細くなっているし、別人のようです。ただ、ジャンプやスケート自体はいつもの舞依ちゃんなので、動きを見ている限りでは余計な心配は必要なさそうです。

あの中野先生が「現役引退した後の方が人生は長いのだから」という考え方の持ち主で、ロシアの現場のような「無茶」をさせるはずがないので、大丈夫でしょう。

(3)ラトデニ「Blood Stream」

この人はジャンプだけが課題なんですけど、3Aで若干ミスはありながらも、すごく良くなっていますね。これまでは、どうも大きな身体を持て余している印象はあったんですが、一つひとつの所作がシャープになってきて、ますます師匠に似てきた感じはします。

この曲がSPなのかEXなのか確認できてないんですが、後半で曲調が急に激しくなるので、試合でこのプロを演じたらなかなかインパクトはあると思います。

(4)宮原さん「Tabra & Percussion Soloほか」(新SP)

仙台で私が見たのは「シンドラーのリスト」だったんですけど、リショーさんに依頼したこの中東系(?)の楽曲も、なかなかなもんですね! 今季の日本女子のSPは、坂本さん&紀平さんがシェイリーンということで「攻め」のプロが多い印象ですが、さっとんも全然負けてませんよ。

このパンツ姿の衣装で試合でも演じるのでしょうか?ジャンプに影響が無ければいいですが、安藤さんリスペクト(?)なメイクも含めて、宮原さんの「新しい魅力」の詰まったプログラムだと思います。

(5)織田君「Ghost」

「残テ」の羽生君ではないですが、演技前の織田君の表情にもドキっとしました。切なさと哀しさが混在したような感情を、スケートでも見事に表現していましたね。ジャンプは相変わらず上手で、「40歳になっても4回転!」というのは、「ノブくんなら、やれるでしょ!」とスケオタなら誰もが思うことでしょう。

正直、地上波の解説は「男子も女子も全部織田君でいいよ!」と私なんかは思うんですけど、監督業とスケーター業を見事に両立させている彼を見ていると、「いやいや、解説なんかよりも大事なことがある!それに打ち込んでほしい!」とエールを送りたいですね。少なくとも、あさチャンを卒業したのは正しい選択だったと改めて思います。

(6)メド「Faith」(with May J.さん)

ああ、やっぱりクリケットに行って、スケーティングめちゃ良くなったわ!と確信に近いものを感じました。アイスショーでバラード系の歌をバックにすると、「ジャンプよりもスケーティングでどれだけ魅せられるか?」がやっぱり重要で、その成長がよく分かりました。とはいえ、ジャンプも調子は良さそうですし、DOIのネイサンじゃないですけど、ワールドからの好調を維持しているように見えます。ミヤケンさんが「指先の表現」を褒めていましたけど、まったく同感です。

May J.さんにあんな感じで熱いハグをしにいく所を見ると、ToshIさんもバックヤードでの一件を絶賛していましたし、けっこう「気配りの人」なんだなと思います。これだけ、「歌モノ」を巧く滑ってくれるのだから、FaOIに欠かせない存在になるような気がします。

ところで、現地観戦した仙台以外の3会場のプログラムが、もう届きました!めちゃ早いです。明日からそちらをご紹介したいと思います。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. sennin より:

    神戸ではオープニングのスタートで皆に「行くぞー!!」といってるんですね?海外スケーター引き連れて日本語で気合いいれて気持ちいいですね。残テはしんじになりきっているそうでステップも誰よりも多く踏んでるし、ToshIさんが相手ですから余計に映えますよ。今日は田中さんの講座に行ってきましたが、カメラマンは沢山の写真を連続で撮るのでエッジのことまでわかるんですね。今年のfaoiはゆづとToshIさんがスゴいから疲れた!とお話されてましたが、本気度が一人増えた今年でしたから納得ですね。
    あ!田中さんはゆづ好きでToshIさんみたいですよ。講座を受ける皆さん二時間前には並んでいるんです。一度受講したら病み付きになる田中さんの講座でした。洩らしたらいけないのが残念ですが、カメラマンからみた写真の細かい説明や感想がきけて充分な内容でした。フォトブックにサイン戴くのにものすごーく待って疲れましたが…。
    メドちゃんは本当にクリケットにいって良かったですよ。スケーティングがあんなに直るんですね?私も、アイスショーで変わった!と気がついたんです。ジャンプも切れがよかったし
    エテリはエテリチームとして素晴らしいと思いますけど、クリケットに行かなかったらシエイリーンに振り付け頼めないし、基本のスケーティングがあのままでしたよね。勇気をだした結果ですね。私は、100万本のバラに感動したんです。仰るように来年以降も盛り上げられるでしょう?残テをみても唯一結弦くんに負けないようにステップを踏んでたしなりきってましたよ。因みにコラボのアーティストへの敬意は昨年もでした!同行した友人は「メドちゃんはいいこだね」と言ったくらいです。
    舞ちゃんはやっぱり痩せましたよね?私の目の錯覚かと思いましたが、パフオーマンスは変わらないし具合わるいわけではないですね?スタイルよくなりましたね!EXプロらしいので滑り込んだら妖艶さを出しそうな気配を感じました。

    • Jun より:

      senninさま

      神戸のメドちゃん、安定していたと思います。平昌五輪の銀メダルが悔しくて、すぐにブライアンにアプローチして、即移籍。その決断と覚悟の結果が、いまの彼女のスケートに現れていますよ。1年でこれだけ変わったのですから、どのように進化していくのか楽しみですね1

      カメラマンというと、実はプロレスのカメラマンって面白いんですよ!最近DDTというプロレス団体の試合をAbemaTVで見まして、この団体って不真面目な内容をウリにしているんですが、カメラマンはロープの下からリングに身を乗り出してカメラを構えているんです。で、レスラーたちのアホな応酬を、みんなニヤニヤしながらバシャバシャ撮っている。フィギュアではそんなことは無いはずですが、カメラマンの表情がしっかり抜かれていたのは新鮮でした。