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「タラカノワ」。ジュニア3シーズン目。昨シーズンのJGPファイナルで4位。私が彼女を知ったのは、ジュニア初年度のエテリ組時代からですが、昨シーズン「プルシェンコアカデミー」に移籍して、今季はパノワ組に「戻って」の仕切り直しとのこと。今季は第2戦「アメリカ」大会にアサイン。
体格的にはシニアで滑っていてもおかしくないんですが、今季シニアに昇格する3人が強すぎるので、ジュニアに留まるのも仕方の無い所。全体的にジャンプの着氷後にやや身体の踏ん張りが効かなかったり、スピンも雑な感じがしますが、彼女の良い意味でのワイルドさは健在。今季は結果が問われるシーズンですね。
「サムソノフ」。エテリ組の14歳。ジュニア初シーズン。第3戦「ラトビア」大会にアサイン。この選手を見たのは今年の2月以来なんです。身長140cmというのはいくら何でもないでしょう?と思うのですが、小柄な選手であることは間違いない。
だからこそ、同じチームの女子の選手と一緒にトレーニングをして、同じようなプログラムを滑っているというか、エテリの割り切り具合も凄いなぁ・・・と思います。コストルナヤと似ている部分も感じますが、彼女と比べると、ジャンプの着氷なんかはまだまだユルい部分があるので、今後の成長に期待ですね。
「ルヒン」。彼もエテリ組で15歳。ジュニア3シーズン目。
初めて見る選手ですが、この選手で157cmと表記されているので、さっきのサムソノフが140cmというのは本当かもしれない・・・。冒頭の3Aが高いですね!手脚が長くて見栄え良し。所作もキレイですが、これ以上身長が伸びてくると、はたして身体の動きをコントロールできるのか?という不安があります。この選手はまだJGPシリーズへのアサインは決まっていませんが、4戦目以降の出場のチャンスは十分にあるでしょうね。
そうそう、ラストのスピンを見ていると、向こう正面の最前席にタラおばちゃん(らしき女性?)が見えます。あれほどの大御所でもこういう競技会に顔を出すのだから、さすが勉強熱心ですね。
実は今季の男子ジュニアの有力所は、シニア昇格を見送って残留した選手がけっこういるのです。アメリカのトルガシェフ、フランスのアダム、イタリアのグラッスル、カナダのクリケットのジョセフ、そこに、同じくカナダのゴゴレフと日本勢(壷井・鍵山・佐籐・三浦ら)も加わるので、ファイナル進出は熾烈を極めることになるでしょう。
ただ、男子は女子と違って、SPから3Aを入れられるので、3Aを得意としている日本勢は有利に戦えるはずです。いよいよあと2週間で、第1戦が始まります。
では、また明日!
Jun