19年シニア合宿インタ（1）

8月14日、フジのYouTube垢で、シニア日本代表合宿参加者のインタが13人分一気にアップされました。3日間に分けて、全員チェックしていくことにします。

刑事君。SPはマッシモ振付の映画「シャーロック・ホームズ」。フリーは、ミヤケンさんで「Hip Hop Chin Chin」。ミヤケンさんに競技プロを作ってもらうのは、13-14シーズン以来のようですね。インタビュアーが、後者のプロについて、アシュリーのプロの話を振っていました。私自身もたしかにあのイメージが強いので、どのような内容に仕上がるのか。クワドはSPで1本、フリーで3本。サルコウとトウループのみですが、2種類を維持するだけでも大変なはず。よく今季も現役続行を決断してくれました。

宇野選手。この合宿は7月下旬だったので、あれから色々と情勢は変わってきています。SPには、昨季EXのシェイ振付「Great Spirit」を昇格。フリーはデヴィッドに最近振付してもらっていましたが、新プロなのか、EXからの昇格プロなのかは不明です。指導者が決まらず、プログラム作りも例年より遅れており厳しい状況ですが、できるかぎり頑張ってもらいたいですね。

友野君。このオフシーズンでは、「スピン、スケーティングでのフリーレッグなどのすぐに直せる部分、振付の一つひとつの動きを丁寧に細かく、頭、指先、全身に気を使って取り組むようにしている」とのこと。スポーツとしてのフィギュアスケートはジャンプを跳べなきゃ話にならない。でも、芸術としてのフィギュアスケートという部分もないがしろにはできない。表現力のある彼なので、そんな葛藤がよく分かるインタです。ただ、「4回転は2種類でも戦える」という彼の見立ては正しいですし、「やれる！」という手応えも感じているようです。

山本君。もう怪我に対する「恐怖心」のようなものはかなり払拭されているようで、クワドはトウループだけでなくサルコウも、シーズン最初からいきなり入れるようですね。この他に、フィギュアスケートTVのレポートにもありましたけど、カメレンゴさんによる所作の指導をどれぐらい吸収できているのか？ジャンプとスケーティングは上手な選手なので、表現力の幅が広がれば鬼に金棒という感じです。コンディション次第ですが、いきなりやってくれそうなワクワク感があります。

島田君。「山本草太君と、久々に氷上で一緒に練習して、4回転やスケーティングの滑らかさは、とても参考になった」とのこと。さすがにスイスでは早め早めに準備を進めていて、このシニア合宿に来る前に、すでに新プログラムのランスルーを何本もやって「追い込んできた」と語っていました。ショートの振付担当が「サラ（・ドラン）さん」という「謎のダンサー（笑）」で、スイスでのトレーニングの際にダンスの指導に来てくれる方らしいです。ラトデニ君に振付をしているのを見て、島田君が「僕も挑戦したい！」とランビ先生にお願いしたとのこと。

昨シーズンの島田君のプロは、師匠が同じ衣装を来てそのままの振付で滑ってもまったく違和感のないような「ランビ風味満載」で、日々マジメに学んでいるのだなと感じました。ただ、それを北京五輪までずっと続けていたら、いつ彼の個性は出てくるのだろうか？という危惧もあったんですよね。もちろん島田君はそんなことをここでは言ってないですけど、そんな「限界」を彼自身が感じているのだとしたら、大したものです。 新SPは、手の振付が「フィギュアっぽくない」とのこと。 すごく楽しみです！

明日・明後日は、女子シニア勢を見ていきます。

では、また明日！

Jun