19年シニア合宿インタ(2)

19年シニア合宿インタ(2)

今日は女子シニアの、宮原さん、樋口さん、三原さん、坂本さんの4人のインタを見ていきます。

宮原さん。いい意味で肩の力が抜けているというか、「スケート道」を探究するような発言が随所に見られました。濱田コーチとの師弟関係はもちろん継続しているんですが、このオフシーズンは「自分で考える部分」を増やして、練習や振付に取り組んできたようです。「誰かに言われて」ではなく、自分自身で課題を見つけて、そこにチャレンジしている。

4回転を跳ぶロシア勢がシニアに昇格することを承知しつつも、そこに引っ張られてブレることなく、「自分のやるべきことをきっちりやる」という強い意志が感じられました。彼女の研ぎ澄まされた表現を楽しみにしています。

樋口さん。先日のサマーカップは体調不良でフリーを棄権しました。足の怪我の話は伝え聞いていないので、そこが救いではあります。まずは、しっかりコンディションを整えてもらいたいですね。

トリプルアクセルについては、これって、毎年この時期にインタビュアーが選手全員に質問しているんだと思います。樋口さんのような、音感に優れた、音を感じたままに氷上で表現する技術に長けたスケーターは、3Aを入れなくても十分に戦えるでしょ?と思うんですけどね。そもそも、あの紀平さんでさえ、試合で100%成功できるわけではないのでね。

そろそろ、「3Aの練習に割く時間が無駄なのでやりません」という、合理的な考え方のスケーターが出てきてもいいのにな?と思います。

三原さん。サマーカップ欠場、THE ICE全休と心配ではあるんですが、この合宿に出ていたことを今改めて考えてみると、そこまで深刻ではないと信じたいですね。特に、新プログラムの細部について、言葉が泉から湧き出るように語っていて、並々ならぬ想いと情熱を込めて練習に打ち込んできたことが分かります。ぜひ完成したプログラムを見てみたいです。

たしかに、「シンデレラ」や「ガブリエルのオーボエ」が彼女の代表作ではあるんですけど、すこぶる評判の悪かった「リベルタンゴ」も彼女の新境地を見せてくれた、という意味で必要だったと個人的には思っています。その経験が、新SPにしっかり生きていることを期待しています。

坂本さん。いちばん面白いインタビューでした。今季は、SPがシェイ振付、フリーがリショーさんのマトリックスですから、元気系のプロが2本揃いました。平昌シーズンから考えると、アメリ、ピアノ・レッスン、そしてデヴィッド振付のFrom my first momentと、難しいプロが多かったので、彼女自身が「キレよくかっこよく」と語っているように、今季は弾けてほしいですね。

例によって3Aの質問がされているんですが、「先に(プログラムを)仕上げてしまうのが最優先」「今年中に跳べればいいかな」と、受け流しスタイルではあるんだけど、具体的かつ明快に返していて、その考え方でいいと思います。そう考えると、中野先生が「跳ばなきゃね!」とワールドの通路でハッパをかけていたアレは何だったんでしょうか?

「大人の女性になれましたか?」と聞かれて、「正直、見た目しか変わってないと思います。後ろ(髪の長さ)しか」と指で示して笑いを取っていたのも彼女らしい。彼女の話を聞いていると元気をもらえます。

では、また明日!

Jun

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