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浦松さん。フリーは103.17の6位。合計161.07で5位。うーん、この子のビジュアルは、なかなか日本の女子にいないタイプで、磨けば光るダイヤの原石のような選手なんですが、回転不足や上半身の所作の硬さも含めて、やっぱり環境なのかなぁ・・・と。
ただ、逆に考えると、スタイルやビジュアルでふるいにかけることを、スケ連も各チームの指導者もやっていないということの現れなのでしょう。その点では、日本は、ロシアとも韓国とも違っている。今後この独自路線がどうなるのかは気になります。
河辺さん。フリーは110.61の4位。合計163.73で4位。キスクラに堂々とプーさんを帯同させているんだから、ゆづファンとしては応援してあげたいんですよ。
3Aは回転不足がつきましたが、SOでこらえました。アメリカ大会では回避していたので、意地を見せてくれましたね。やっぱり、浦松さんを見た後だと、ジャンプはもちろんですが、スケーティングも、上半身の所作も上手です。まだ若いですし、来シーズンは化けるポテンシャルを秘めていると思います。
ちなみに、浦松さんに付き添っている平池コーチは、田村コーチの1歳上です。これからは、30代、40代のコーチが中心になってくるんだと思います。いいことですよ。
ウサチョワ。フリーは126.10の2位。合計197.19で2位。なんだか、最初の2Aから怪しかったんですが、つぎの3Lz-2Tで乱れて、ラストの3FのURと転倒が痛すぎる。ステップもレベル2だったり、取りこぼしがあるんですが、それでも197点が出るんだから、日本選手はノーミスが大前提ですよね。とてもじゃないけど勝負にならない。けっこう差を広げられていますね。
イ・ヘイン。フリーは134.11の1位。合計203.40で優勝。ノーミスでクリーンな演技、ウサチョワに完璧に勝ちましたね。なんというか、特別センスがあるとは思えないんですけど、一つひとつのジャンプを丁寧に実直に決めて、それで、あの最後のステップも全身を大きく使って、動きに動いて、レベル4を獲得。よく鍛えられていて「努力で作り上げたスケート」という印象です。
しかし、あれだけミスのあったウサチョワと「PCSがたったの0.2点差」しかないのにビックリ。そこは技の正確さで壁を突き抜けるしかないですよね。「いまの日本のジュニア選手にも、指導者にも、これだけやりきる覚悟ある?」と、この大会は気合いで負けているなぁと感じます。
さて、けっこう宿題があります。CSでチェックできていない日本選手もいるし、DVDもレビューできてないし、マガジンも読めてないし、ToshIさんのニコ生もあるし・・・。まぁ、少しずつやっていきます。
では、また明日!
Jun