「KISS & CRY 羽生結弦 ―THE STAGE―」

「KISS & CRY 羽生結弦 ―THE STAGE―」

2023年4月4日発売。定価「1,430円」。

SOIが閉幕して、藤井聡太さんの対局も4月23日まで無いので、しばらくは「レビュー週間」としたいと思います。まずは、「キスクラ」から。

すでに皆さんご存じかと思いますが、サイズは「FIGURE SKATERS」と同じB4で、両面ポスターが1枚(表・Change、裏・春よ来い)封入されていて、全58ページです。もちろん、羽生結弦さんオンリーです。以下、写真中心に内容をまとめておきます。

(1)「notte stellata」(~27頁)

テキストと写真が一体となったレイアウトが多めですが、まず、10~11頁の見開き2ページを使った「notte stellata」では氷上にブレードの軌跡も残っていて、とても美しいです。12頁と13頁はそれぞれ1枚ずつ「Conquest of Paradise」(内村さんとのコラボ)からのショット。良い写真であるんだけど、表紙になったショットには及びません(表紙のショットは27頁でも使われています)。14~15頁では「Dynamite」で氷上に羽生さんの映像が映し出された様子が紹介されていますが、まぁ、雰囲気が分かる程度です。

(2)「GIFT」(28~35頁)

こちらは以前お伝えした通り、少なめです。SOIで注目を集めた「あの夏へ」(30頁)と「阿修羅ちゃん」(31頁)のショットも含まれていますが、SOIで両プロをたっぷり映像で視聴した後だと、「もっと写真ないの?」という気持ちが私は募りました。むしろ、見開き2頁を使ってステージ(32~33頁)やスタンド席(34~35頁)を一望するようなショットの方が、インパクトがありますね。

(3)「プロローグ」(36~56頁)

本書は「プロローグ」がメインと言っていいかなと思います。SEIMEI、CHANGE(白パーカー姿も)、旧ロミジュリ、いつか終わる夢、春よ来い、そして白Tシャツ姿と、大きなショットで一通りそろっています。

話は前後しますが、「notte stellata」の所で、デヴィッド・ウィルソンのインタが掲載されています。デヴィッドの担当は、オープニングとフィナーレのグループナンバーの振付で、それ以外のグループナンバーは宮本賢二さんの振付だったようです。

そして、「Conquest of Paradise」の前半の羽生さんの部分の振付もデヴィッドが担当で、後半部分には関与していないとのこと。ちなみに、「あの夏へ」はデヴィッドがリモートで振付したものの、「GIFT」の映像は見れていないようです。今年のFaOIのグループナンバーも彼が担当なので、また日本に来てくれた時に、新しいお話が聞けるかもしれませんね。

あ、そうそう、ぺこちゃんの「FF10」配信、もうそろそろエンディングですが、「いつか終わる夢」以外にも本当にいい音楽がたくさん詰まってます。個人的にはバトル音楽の「襲撃」が大好きです。ストーリーの急所の場面のバトルでこの曲がかかるので、本当にいいんですよ。

では、また明日!

Jun


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