リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。この記事は土曜日の午前中に書いています。すでに最終順位は出ていますが、ご了承ください。
三原さん。75.92の1位。これまでの彼女は、冒頭の3Lz-3Tの、とくにセカンドトウの回転がどう判定されるかでスコアが変動してしまっていたんですが、この日は高さもあって大丈夫だったと思います。個人的には、そもそも、これまでの試合のUR判定が厳しすぎると思っていたので、やっと真っ当なスコアを出してくれたなと。
名作「ミッション」と比べると「このショートは・・・」なんて言われ方もしますけど、このプログラムは彼女にすごく合っていると思うし、1シーズン目にも関わらず完全にモノにしているので、本当にデイヴィッドとの相性が良いんだと思いますね。
スケート自体の素晴らしさも去る事ながら、やっぱり我々日本人スケオタの目線で言うと、三原舞依という選手を彼女のバックボーン抜きにして語ることはできません。彼女のこれまでの苦労を思えば、笑顔を見れるだけで、本当にハッピーになれます。得意のフリーもやってくれると信じていますよ。
竹野さん。67.69の3位。いい演技しましたね!・・・っていうか、先日の全日本のレビューでも感じたことですが、「58点の選手の演技ではないでしょ!」という高い技術の持ち主だったので、この日はしっかり実力を出せてよかったです。
全日本ではフリーの方でミスが目立っていたので、フリーもしっかり滑りきって、ぜひ台乗りを目指してほしいです。けっこう強力なメンバーが揃っているので、この試合で3番までに入ったら快挙ですよ。
コンスタンティノワ。70.25の2位。こちらの動画、途中30秒ほど無音になります。ワールド代表のドタバタでいちばん気の毒だったのが彼女ですが、そんな事情を感じさせない、いい演技だったと思います。端正なビジュアルの持ち主なので、もう少し所作に滑らかさが欲しいなと個人的には思うのですが、これは完全に私の好みの問題です。彼女の場合、フリーも揃えられるかが課題なので、その出来によって順位は大きく変動しそうな予感がします。
ツルシンちゃん。67.57の4位。ここ最近はジャンプが比較的安定していた印象ですが、冒頭の3Lzの転倒は残念でした。四大陸でも感じたことですが、このショートでも、クリケットにいた頃より、ジャンプに余裕を感じますし、コンディションは良さそうです。そういえば、キスクラにママが同席しなくなりましたね。それが好調さに繋がっているのなら継続すべきですが、それはそれでちょっと寂しいなとも思います。まぁ、外野だから好き勝手言えるんですけどね。
ソツコワ。58.43の7位。こちらも前半部分で無音状態がありますが(おそらく権利関係の事情でしょう)、ご了承ください。冒頭の3Lzで転倒とUR。本来、単発予定の3Loにコンボをつけましたが、2Tに留めました。ソツコワは、今季とても意欲的な楽曲にチャレンジしていて、個人的には応援していたんですが、なかなか上手くいかないですね。やはりコンディションの問題がありそうです。
今季のソツコワに限っても、ロシアの女子選手がコンディションを維持するのに苦労しているのがよく分かります。彼女は世代的には三原さんや坂本さんと多少かぶってきますが、神戸の二人は年々着実に成長していますからね。
ロシアは、才能豊かな若手がどんどん出てくる土壌があるので、「追われる立場・追い抜かれる立場」としてメンタルを強く持ち続けるのは大変ですし、そもそも指導者やクラブも「スランプに陥った選手を大事に辛抱強く育てる」必要性が無いのかもしれません。国つまりスケ連から結果をシビアに求められているでしょうしね。唯一の例外はミーシン先生ぐらいじゃないでしょうか。
日本よりはるかに環境は整っている反面、ロシアはロシアで難しい事情があるようです。トゥル・シェル・コスの3人娘もどうなるかわからないですな。
では、また明日!
Jun
コメント
舞依ちゃん素晴らしかったですね!やっと報われた感じで嬉しい限りです。仰るようにジャンプがしっかりしていて良かったですね。みんなに幸せを運ぶ舞依ちゃんには是非金メダルを(もう結果が出てますけど)
竹野さん本当にいい選手ですね、どうして今まで知らなかったのかなあと自分に残念。4月から大学4年ですかね?よく頑張ってますね。中庭さんが凄く嬉しそうでそちらも楽しかった。結弦君がシニアに上がった頃は全日本で一緒に出てましたけど彼も4回転ジャンパーでミヤケンさんとの対談でもう一回4回転跳びたいと夢を語っていたのがいいな~と印象に残ってます。コーチになってからのコメントも岳斗君同様好感が持てます。是非、お弟子さん頑張って欲しいです。
白岩さんのキスクラに何故ランビが?岳斗先生体調崩したか?まさかの移籍ではないですよね?
senninさま
ユニバの女子のフリーのレビューはもう少し後になりますが、ショートに関しては、二人は会心の出来でしたね!海外勢もいいメンバーが揃っていたのにも関わらず、日本の両選手は上位で発進しました。なぜ派遣が二人だったのか・・・。もともとの枠が2つだったのですかね?
全国的に「ほぼ無名な女子選手」で、全日本で脚光を浴びたのは3Aを降りた細田さんでしたけど、竹野さんも素晴らしい技術の持ち主です。来季、GP1戦ぐらいもらえないですかね?おそらく選考会があると思いますが、チャンスがあれば、ぜひチャレンジしてもらいたいです。