ロッテクリアファイルの続報です。4種類目を近所のファミマにて入手しました。ロッテオンラインの方は諦めました。次回の第2弾は15日に「design C」ですね。
さて、伊藤聡美さんの番組が話題ですね。私は録画して見ることができましたが、見逃した方は、「こちら」で15日(火)22:30まで視聴できますので、チェックしてみてください。以下、感想をまとめておきます。
・まず、伊藤さんの30歳という若さに驚きました。ウチにあるフィギュア雑誌で彼女を紹介したものだと、「フィギュアスケートLOVE!」と「フィギュアスケートADDICT」、そして先日発売された「フィギュアスケートファン 2018-19」の計3誌があるのですが、プロフィール欄には生年月日の記載は無かったので、そういえば年齢は知らなかったんですよね。しかし、いまや押しも押されぬ日本のフィギュアスケート衣装のトップデザイナーですからね。ビックリでした。
・番組の中では「今シーズンだけで40着デザイン」とありましたね。この数字だけを聞くと、比較的無名の選手も依頼できるの?と一瞬思ったのですが、冒頭の写真紹介だけでも、羽生・宇野・宮原・紀平・真凜と5人、作業場では樋口さんの衣装。スケーター本人が登場した三原さんと松田さんで、少なくとも計8人。全員が羽生君のように「ショートもフリーもEXも」という依頼はしていないとはいえ、シーズン中に「衣装変更」を依頼するケースも少なくないですよね。番組の中で、真凜ちゃんの今季SP(前半)の黒のレザー風の衣装を制作していましたが、こちらは赤の衣装に変更になりました。樋口さんの今季フリーの衣装も替わりましたし、三原さんのフリーの衣装も、2シーズン滑っているプロですから、たしかマイナーチェンジはあったはずです。かりにトップ選手に限っても、けっこうな数になりそうです。
・絵が上手い!「デザイン画も本人に顔を似せている」とおっしゃっていて、真凜ちゃんの顔がそっくりでビックリでした。ファッションデザイナーの書く絵は、一定の「型」のようなものがありそうですが、それにしてもお上手でした。
・羽生君について、ガッツリやってくれてましたね。Otonal、Origin、SEIMEI、そして、スワン、Believeもありましたか。「マネキンよりも細い」と言われる羽生君ですが、伊藤さんの作業場にはあったので、「羽生結弦仕様」の特注サイズを用意しているのでしょうか?
・衣装を作ってもらったのに「ノーリアクション」だった女の子には、番組出演者もドン引きでしたが、あの子はタイの選手ですよね。でも、言葉が通じないといえ、あんなに薄い物なのでしょうか?国民性ですかね。
・あのガリの量は凄かったですね。ただ、お菓子をバクバク食べながらできる仕事ではないので、キッチンに戻って口に入れている感じでした。ガリはけっこう砂糖多いぞ・・・と思うのですが、彼女のあの体型を見ていたら、普段ご飯はあまり食べていない人かな?という気もします。
・夜の「徘徊」と空のグラデーションのお話。それから、「荒れ地の花」のお話を聞いていて、資料として「風景写真集」のようなものは相当持っているんじゃないかなと。いきなり頭の中でイメージして形にするのは、いくら何でも大変なはずです。漫画家やゲームのキャラクターデザイナーが、ヨーロッパの建造物やお城の写真集をズラっと揃えている感じですね。
・番組の出演者(若い子のぞく)が良かったですね。御三方ともに年齢もキャリアも重ねられた方なので、伊藤さんの強烈な個性を「この人は面白い」「だからこういう仕事ができるのか」と許容しているように見えました。
フィギュアスケートを支える方々には、サウンドクリエーターの矢野桂一さんをはじめ、優秀な「仕事人」がたくさんいらっしゃいます。いい番組だったので、またどなたかを取り上げてもらいたいです。
では、また明日!
Jun
コメント
とても見応えがありました。伊藤さんは若くして自分を確立させている方ですね。
以前、日刊スポーツでSEIMEIのデザイン画が特集されていた時に、羽生選手が骨子を決めて自分はアシスタント、というような表現があったと記憶しています。今回の番組の印象も合わせると、2人の打ち合わせは プロ意識が炸裂した、正に真剣勝負なのでは?と想像してしまいました。
個人的には、あの、可愛らしい真凜ちゃんのフリー衣装を伊藤さんが手掛けたと知らなかったのでびっくりしました。
才能の塊ですね。
スタジオのトークが邪魔にならなくて、フジらしからぬ(?)いい番組でした。
ブレード研磨の吉田さんを取り上げて欲しいですが、羽生選手寄りになり過ぎて無理でしょうか?
ととちゃん さま
あの日刊にも関わらず、特集はいい記事でした。今日もTwitterのタイムラインで記事のRTを見かけました。
おっしゃる通り、真凜ちゃんの今季のフリー衣装が伊藤さん作と知って密かに驚いていました。
いままでの彼女の衣装とは違った雰囲気で、楽曲自体が中国の映画音楽(作曲こそ梅林茂さんですが)からで、あちらの雰囲気が出たデザインですけど、こういうのも作れるんだなぁ・・・と引き出しの多さにビックリですね。
エッジシャープナーの吉田年伸さんですね。まぁ、奈々美先生のご主人ですから、羽生君に近すぎるというのはあるかもしれません。そこで、もしかりに「小塚ブレード」辺りに落ち着くと、やっぱりフジか・・・というガッカリ感でいっぱいになりそうです。
こんにちは 更新ありがとうございます。
私の趣味は刺繍でかなり長いことやっております。(上手いとは言ってない)
ビーズもよく使うので、大変興味深くみました。
だいたい材料はわかります。ラインストーンはスワロじゃなくてプレシオサ社製だわ、とか。紫はタンザナイト、赤はライトシャム、ピンクはフューシャで、多分腕の血管に沿ってるんだな。
オトナルの後ろ姿も背骨のラインに沿ってるみたい、この人すごい。解剖学的見地で美しく見えるポイントをよく知ってる。これは依頼が殺到するわけです。
単に装飾を美しくしたらよい、ということではなくその下にある選手個性を重んじてるんですね。以前から松田選手の衣装は素敵だと思ってました。
タイの選手はもしかするとダンスのかなちゃんのお姉さんの生徒かもしれませんね。
タイではほんとに上流階級の娘さんしかフィギュアスケートをやってなくて、メイドさんにシューズをはかせてもらって平然としてるので、そこから注意しなきゃならないのでたいへんだ、と以前インタビューで言ってたのを思い出しました。
みつばちさま
まず、タイの選手については、私も村元小月コーチのお弟子さんかなと思ったのですが、応対した女性は別の方でしたね。もしかすると、タイ在住の伊藤さんの家族の知人つながりでの依頼かもしれません。
「いい所の娘さんが多い」というのは、雑誌のインタだったか、ミヤケンさんの番組だったかは忘れましたが、小月コーチが言ってたのを私も覚えています。
OtonalもOriginも、私はどちらも好きな衣装ですね。良い意味で今までの羽生君っぽくない。RPGのラスボス感もそうですが、私が世代だったこともあって聖闘士星矢的という印象を受けました。
もちろん、伊藤さんも羽生君も星矢はまったく無縁の年代ですから、私の独り言ですけども(汗)。
始めてコメントさせて頂きます。セブンルールとフィギュアスケートファンです。普段からこちらのブログは拝見させて頂いていました。
セブンルールは初回から見ているのですが、とても面白い回がたくさんあります。私のおすすめはバレリーナの飯島望未さん、校閲の牟田都子さん、エッセイストの下田美咲さん、バブリーダンスの立役者、akaneさん、サンリオの小巻亜矢さんの回がとても印象的でしたので、ぜひご機会がありましたらご覧になってください。いきなりコメントすみません。
たなさま
はじめまして。コメントありがとうございます!
セブンルールは、私は今回初めて見た番組なんですけど、出演者が良い意味で「くせ者揃い」で、コメントを聞いていても面白かったですね。
たなさんが挙げてくださった別の放送回の方々は、私の知らない人たちばかりで、「仕事人」「生粋の職人」という感じなのでしょう。番組制作者のセンスを感じます。
時間を見つけて、動画サイトをチェックしてみたいと思います。ご紹介ありがとうございました。