リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
シェルバコワ。フリーは160.16の1位。合計227.76で優勝。この検証動画の通り、エテリ組が若い子にクワドを習得させるにあたって、完全にこの跳び方を仕込んでいる感じがありますね。それもこれも、ISUが、頑なに最新の映像機材の導入を拒んでいることが、こういうジャンプを生んでいるんですよ。トウを突かなくてもルッツとして認定されるし、プレロテはお咎めなしであると。
まぁ、でも特にロシアは、フィギュアスケートで五輪で金メダルを獲ったら一族安泰な国だから、そりゃ命がけですよね。ただ、身体を酷使した先に、何があるのか。みんながみんな、メドちゃんみたいにクリケットに移籍できるわけじゃないですからね。心配です。
相変わらず、日本のフィギュアスケート村の自称ジャーナリストは、能天気なクワド礼賛。異論の声がまったく上がらない。ISUやスケ連に睨まれて、取材禁止・出入り禁止になったら廃業しちゃいますからね。スポーツの体をなしていない。ジャーナリズムも機能していない。なんだかなぁと思います。
坂本さん。フリーは129.22の4位。合計202.47で4位。ルッツのエッジに不安があるのは、前から言われていたことなんですが、フリップがダブルになったのはどうしたのか。サルコウもダブルに・・・。前半どうしちゃったの?というぐらい、ミスを連発していました。クワドや3Aじゃないんだから、ここでミスが出てしまうと、そりゃ表彰台は逃しますよね。
ショートの元気はどこへ?というぐらい、動きにキレもないし、表情も冴えない。「練習不足」と、本人はコメントしているので、原因と課題が分かっているのであれば、次戦頑張ってもらいたいですね。
樋口さん。フリーは109.56の6位。合計181.32で6位。まぁ、ジャンプの抜けもあるし、さすがにまだフリーを滑り切るほどの練習は積めていないのかなぁ・・・という印象です。でも、欠場せずによく2本滑ってくれたと思います。
実は、6人ぐらいレビューする予定だったんですが、いろいろ忙しくて無理でした。
まぁ、何というか、フィギュアスケートというスポーツにはますます幻滅している私ですが、羽生さんだけは応援したいなと思います。すでに、気持ちはスケカナですよ。
では、また明日!
Jun
コメント
構成表にルッツと書いておけば、トゥを突こうが突くまいが、ルッツで通るんですよね。
オータム後4Fについて訊かれて、エッジに不安があるから今は跳ばないと言っていた羽生選手の、競技への誠実さを思います。4Aにしろ、人前に出せるレベルにならなければ絶対に跳ばないでしょう。これがトップです。なぜみんな、見習わないのか。点が出るなら何でもいいという考えをコーチは子どもに植え付けてはいけないし、そもそも点を出してはいけないのです。
自浄作用が全く期待できないフィギュア界ですが、私も今は、羽生選手の渾身の演技だけを楽しみにします。後味のいい、爽やかな大会になるよう祈るばかりです。
ととちゃん さま
ISUが、採点の公平性よりも、自分たちの利権を優先しているから、こういうことになってるんですよ。
で、おそらく、テクノロジーの導入はしないまま、「女子は4回転禁止」とか「年齢制限引き上げ」みたいな対応でお茶を濁すんじゃないでしょうか?
イライラしてもしょうがないので、羽生さんのスケートを楽しむことにしましょう。