「Quadruple Axel 2020」(1)

「Quadruple Axel 2020」(1)

2019年12月17日発売。1,806円+税。

実を言うと、最初に目を通したのが、「日下匡力・佐藤駿 師弟対談」だったんですが、ゆづファンにとって嬉しくなるやり取りがあったので、以下ご紹介します。

――アイスリンク仙台の話が出ましたが、もし今シーズンの全日本選手権に出場すれば、憧れの羽生選手と一緒の試合に出場することができますね。それを意識することはありますか?

佐藤 はい。3月の世界選手権のエキシビションのときも、「頑張ってね」と言ってもらえたので、また全日本で一緒に出たいです。

日下 その話はもうね。駿は、ずっと「羽生くんと一緒に写真が撮りたい」って、待っていたんです。ようやく、駿の演技が終わったときに、ちょうど羽生選手の姿が見えたんですけど、駿はシャイだから靴を脱ぎに更衣室に行ってしまうわけですよ!それで僕は、「この機会を逃しちゃダメだ!」と思って、羽生選手のところに行って、「はじめまして、駿のコーチの日下と申します」とお声かけしたら、羽生選手がバッと立ち上がって、「存じています」って言うんです。しかも、「駿をこんなに上手にしてくれてありがとうございます」とおっしゃって。僕はもう、ぶっ倒れるかと思いましたよ(笑)。

佐藤 あはは(笑)!

日下 それで、羽生選手に「こちらこそ!」と言いながら更衣室に行って、「駿!羽生くんが写真を撮ってくれるって!!」と叫んだら、慌てた顔をしながらバーッと出てきて(笑)。それで無事に写真を撮ってもらえたんだよね。

佐藤 はい(笑)。

――よかったですね。

佐藤 いい思い出になりました。

日下 写真は家宝だよ。

佐藤 はい(笑)。

――羽生選手の存在は佐藤選手にとって絶大なんですね。

佐藤 かなり大きいです。小さいころから、ずっと憧れています。

日下 羽生選手も駿の演技を動画で見てくれているそうなんですよ。(トレーナーの)渡部先生が教えてくれました。

佐藤 すごい!

日下 昨シーズン、渡部先生はグランプリシリーズに帯同していたんですけど、「佐藤駿が4回転トウループ降りた」という話をしたら、羽生選手は「見ました」「知ってます」とおっしゃったそうなんです。

――それは嬉しいですね!

佐藤 はい(笑)。

日下 同じ仙台で育った選手だと、意識してくれているんだと思います。すごいことだよ!

佐藤 嬉しいです。

この対談が行われたのはもちろんファイナルの前ですけど、日下コーチは、あのファイナルのフリーのキスクラのように終始テンションが高い!そして、駿君はシャイ。そんな好対照な性格だからこそ、良い意味でハマっているように感じます。

二人の出会いは、2011年の東日本大震災の後、駿君が半年間、川越のリンクに移って練習したのがきっかけ。仙台に帰る日は、駿君は大泣きして、日下コーチも泣いて、そして、駿君はお母さんに連れられて帰っていったとか。このエピソードを読んでいるだけでも、ジーンと来てしまうし、その光景も容易に想像できますね!だからこそ、駿君が埼玉に引っ越してきた時は、スムーズに練習に入っていけたそうです。

ところで、羽生さんのネタについて、一つ。真壁さんの講演会のレポートが短く1ページにまとめられていました。講演会では、FaOIの様々な映像を流していたようですが、富山楽日のOriginの経緯について、このような記述がありました。

この『Origin』は羽生が自ら提案した完全サプライズだったため、練習では外部に音が漏れないよう気を遣ったという。

2017年のFaOI新潟の楽日に、バラ1のアンコールでパリ散をやったことがありましたが、あのパリ散はあくまでもギターソロに合わせるという試みでした。しかし、Originの場合は、末延さんと武部監督も加わってましたから、本当に豪華なサプライズでした。来年はもっと凄いものを準備するような気もして、ワクワク半分と、羽生さん無理すんなよ!という心配半分という感じです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    駿君とのやりとりの紹介ありがとうございます。
    2017年まではこの本買ってました。
    ジュニアや、若手の紹介がくわしく載ってますよね。全日本の前にみるのは良いかもしれません。でもテレビでは全選手の放映してくれません。

    いまさらドラマ仕立ての煽りはいいから、静かに全選手放映してくれたらいいのに。

    はい、第三次チケ取りも全敗でした・・・・・・金、土、日は激戦のようです。

    • Jun より:

      みつばちさま

      フジのドラマ仕立ての演出も、まぁ、相変わらずだなぁ・・・と。

      それもこれも、試合が始まるまでの話で、スポーツは結果がすべて。勝った選手をしっかり報道してほしいと思いますね。

  2. おの より:

    Junさま、佐藤駿君のお話ありがとうございます
    いいですね、ホッコリします
    素朴で真っ直ぐで東北の方の真面目さを感じます
    応援したくなりますね
    良いコーチの方に巡りあえて良かった
    羽生くんの受け答えは素晴らしいですね
    あんな風に言われたら嬉しくなります
    羽生結弦と言う人はほんとに出来た人なんですね
    若いのに(^^)
    さて、全日本ですがショートだけ当たりました
    埼玉ワールドの時もショートだけでした
    originさまを見たかったなぁと
    今の彼を見れるのはほんとに幸せだと思います
    Junさまはどうでしたか?
    羽生くんが元気でいてくれる事を願います。

    • Jun より:

      おのさま

      駿君の職人気質の純朴さは、私も大好きです。口よりも結果。それでこそアスリートの鑑ですし、彼に向いていると感じます。

      私もOriginを生で見たかった気持ちもありますが、そういうことを言ったら罰が当たるというものです。お互い、しっかり応援してきましょう!

  3. Fakefur より:

    いいエピソードをありがとうございます。駿君のゆづ愛にはこちらの胸も熱くなりますね。日下先生のすれていないストレートな表現も良いですね。

    GPFの表彰式の合間のリンクサイドで、羽生さんが駿くんの肩を揺らしながら「ルッツ綺麗だったよ〜」と絡むシーンを見ましたが、シャイな駿君は憧れの先輩を直視できない。

    年上と目上に対しては非常に礼儀正しい羽生選手ですが、後輩と子供に対しては、かなり人懐っこいのですよね。そして、頭を撫でるのが大好き。羽生さんは孤高のイメージが先行してますが、リラックスしているときの普段の性格はこっち寄りなんでしょうね。
    連戦が続いていますが、カナダで疲れた心身が少し休めているといいですね。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      「孤高であるべきときは、自分がスケートに向き合う時だけでいい」というマインドが素晴らしいですよね。

      逆に考えれば、これまで「孤高」と言われた人たちは、そういうキャラまで装っている所があって、世間もそんな振る舞いを許していました。

      しかし、正真正銘の天才である、羽生さんや、将棋の藤井七段やボクシングの井上選手も含めて、実にまともな常識人ですよね。そういう時代になってきたんだなとしみじみ感じますね。

  4. ととちゃん より:

    記事の紹介、ありがとうございます!
    日下コーチの印象がどんどんアップしていきます笑。キスクラだけでなく、普段からハイテンションな方なんですね。駿くんと逆なので、余計に上手くいっているのかも…。

    小さなことですが、日下コーチが羽生選手のことを話すときに敬語を使っているのにびっくりしました。フィギュア界では別格の選手なのだということが、改めて分かりました。
    それでも羽生選手は腰が低いですよね。尊大とは程遠い、こういうところが素晴らしいと思います。

    今晩の滑走順抽選、ライブ配信は見れそうにありませんが、久しぶりに同期や知り合いと会って、楽しそうな様子が見れるといいですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      私も「終始敬語」の部分は注目していました。たとえ、羽生さんよりも一回り以上も年上でコーチの立場だとしても、しっかりわきまえている。

      私の想像ですけど、日下コーチは、あんな明るいキャラでいながらも、羽生さんのスケートを綿密に研究していて、駿君の成長に繋がるような指導をしたいと思っている。だから、あの敬語は、「羽生さんから学びたい」と真剣に考えていることの現れではないかと。その人から本気で学ぼうと思ったら、年上も年下もないですからね。