4CC(女子SP)感想

4CC(女子SP)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。演技動画はこちら→→→「紀平さん」「坂本さん」「樋口さん」。

紀平さん。81.18の首位発進。ほぼパーフェクトな内容で、強いて挙げれば、3F-3Tのセカンドの着氷が多少危なかった感じはしましたが、十分に許容範囲。ただ、スコアは渋めで、メキシコジャッジ(J6)は、3AにGOE+1で、PCSのINに7.75と、「紀平sageはじまったよ!」と、彼女の熱心なファンでない私から見ても、ちょっとコレは目に余ります。それだけ有力国が彼女を警戒していて、その手先の腐敗ジャッジがさっそく「お仕事」したわけですね。

フリーで投入予定の4Sは、練習の様子を見るとかなり仕上がっていて、これは実戦投入するべきでしょう。かりに転倒やURがあったとしても、それ以外のトリプルアクセル2本を含むすべてのジャンプをノーミスできる練習は積んできているだろうと思います。オリンピックで金メダルを狙える選手は、これだけマークされるのです。重圧に負けずに、頑張ってほしいですね。

坂本さん。73.07の4位。3LoがオーバーターンでGOE-0.74。しかし、なぜかPCSがトップの35.44。先述のJ6はPCSの3項目で9点台。このプログラムは彼女にはどうも難しいな・・・という印象があって、リズムにピタっと上半身の所作がハマらないんですよ。スケーティングスピードが出ているのは結構なんですが、「止める技術」が足りないのか、動きが流れて見えるんです。でも、今季ピリっとしない中、復調しているとは思います。

樋口さん。72.95の5位。3Fにアテンションがつきましたか。もう少しスコアが出てもいいぐらいの会心の内容で、全日本でのパフォーマンスをしっかり維持しています。見ていて爽快感のあるスケートで、音楽の特徴を掴んで、それをサバく技術が本当に高い。ジャッジの評価もこれから上がっていくことを期待しています。

他に、テネルとユ・ヨンも見ました。テネルのTESが40.93というのは若干首を傾げざるをえませんが、アメリカ期待の一番手ということで「追い風」を受けているのでしょうか。ユ・ヨンの3Aは、あまりの助走の長さにビックリ!あんなに助走を取っても降りられないのなら、プログラムとしてどうなの?と疑問です。「助走最長記録」というものがあれば、アリサよりも長いかもしれません。

さあ、いよいよ、羽生さんの登場ですね。バラ1はそんなに心配していませんが、「4S 4T-3T/3A」の順番になって、どんな雰囲気に仕上がるのか楽しみです。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. Fakefur より:

    紀平さんはほぼパーフェクトなのに若干渋めですね。練習ではキレキレだった動きが、ちょっと慎重な感じがしました。今季女子SPの最高点がファイナルのコストの85.45ですから、コンボのセカンドが良くなり、PCSも上がれば、十分射程範囲ですね。
    しかし、メキシコジャッジは、このサゲ採点でアメリカからボーナスをいくらもらっているんでしょうね。呆れます。

    坂本さん、おっしゃるとおり音楽に動きがついて行けてないですね。びっくり箱から飛び出すようなループがはまらないのは残念ですが、今期の出来を考えると、上向きのようで良かった。PCSトップにはびっくりですが。

    ホント、大技のないテネルでも75点がでちゃうんですね。

    今期はとにかくクリアに滑らないと、サゲ陣営に余計に足を引っ張られますから、紀平さん、4Sは慎重に、しかし大胆に連覇してほしいですね!

    ああ、明日はいよいよ。ライストを正座して観ます。全世界からファンの念力が届きますように!

    • Jun より:

      Fakefurさま

      3A持ちの紀平さんやコストちゃんに80点台が出るのはいいんですが、それ以外の選手が旧ルールから5点ぐらい加算されている印象ですね。

      テネルに限らず、坂本さんや樋口さんも、あの内容だったら、かつての感覚で見たら70点前後がせいぜいでしょう。そもそも、坂本さんも樋口さんも、平昌五輪シーズンのSP(月光&ジプシー・ダンス)と比べて、今季のプロがそこまで良いとは思わないし、ジャンプの難度も上がっていない。あのシーズンのコンディションには及ばないですよね。フリーでは意地を見せてもらいたいです。