『YUZU’LL BE BACK II』(スポニチ)

『YUZU’LL BE BACK II』(スポニチ)

2020年6月19日発売。定価「2,750円」。

入手自体が遅れて、レビューもさらに遅れて、たいへん失礼しました。一通り見てみましたので、印象をまとめておきます。

・ジュエルズ(田中さん)→報知(矢口さん)→スポニチ(小海途さん)と見てきて、ああ、やっぱり違うな・・・という印象を受けたこと自体が、やはり面白い。まず、「右開き」なのは今回のスポニチのみ。そして、スポニチ面担さんTwitter垢より発信された紙面デザイン、大会中の一問一答など、「スポーツ新聞の色」をあえて出している。そして、ゴールドの文字は、どこか古風さもあって、本書は本書で、独特な世界観が出ているなと。

・試合の写真が、オータムに始まり4CCに終わるという時系列なのは、3冊ともに同じ。そのうち、EXを後ろにまとめたのは、ジュエルズとスポニチの2冊。ただ、ジュエルズはFaOIにかなりのスペースを割いているので、EXのショットは少なかったんですが、スポニチはある程度のボリュームをまとめてくれています。昨シーズンは大会ごとにEXは別プロだったので、この並びが成立したといえますね。

・報知と違うなぁ・・・と感じたのは、スポニチの方は、笑顔のショットが豊富だということ。コーチ陣や他のスケーターとの談笑ショットがふんだんに入っていて、表情の豊かさという点では、スポニチに軍配アリです。EXを後ろにまとめて掲載しているのに、各大会のショットが「飽きさせない作り」なのは、この表情の豊かさにあるのかなと感じます。

・ジュエルズや報知と比べて、スポニチは、若干「ホワイトを飛ばしている」印象を受けます。これは、前作も前々作も同様なので、この方向性で行こう、ということなんでしょう。まぁ、雪肌精の「グローバルアンバサダー」ですし、実際そこら辺のアイドルより圧倒的美白なんですがね。彼のスケートのイメージと整合するので、違和感はまったく無いですが、この仕上がり自体は多少好みが分かれるかもしれません。

総合的にみると、もっとも一般受けする「間違いない一冊」は、スポニチなのかなと思います。ジュエルズも悪くはないですが、FaOIが「主役」と言えるので、シーズンのショットが薄い印象は否めない。報知は、羽生さんの関連雑誌や写真集を「買い慣れている」ようなマニア向けの要素もあって、一般ライトファンに「これいいよ!すぐに買った方がいいよ!」となかなかオススメしづらいですからね。

オマケとして、ホプレガはヘルシンキのショットも入っていますね!この時って、小海途さんはすでにスポニチのフィギュア撮影班だったのでしょうか?あと、カバー裏は紫Originのイナバウアーですが、え?これなの?と、これならわざわざ何度もカバーを外して見ないかな・・・とやや残念でした。あくまでも、私の場合は、ですが。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    コロナ禍ですべてが停滞せざるを得ない状況ですが、そんな中でも輝く人がひとりでもいたらその周辺は明るく希望がもてますね。

    藤井さんしかり、羽生さんしかり。
    無理して同じような人を掘り出そう、送り込もうとしてもすぐメッキがはがれてしまう。
    むしろなにもしなかった方がよかったんじゃないかとさえ思われる、がっかり感。
    ファンは、というより一般人だってそんなにバカじゃないですよーー

    写真集の比較、大変参考になります。いろんな面があって万華鏡フェイスなんて言われてて、写真家もさまざまな受け取り方があるんですねえ。

    • Jun より:

      みつばちさま

      写真集は、想像以上に、3冊それぞれ個性が出ていて、楽しめる内容になっていましたね。

      それぞれ一長一短あるのが興味深い。ぜひ出版関係者も「切磋琢磨」して、来年はもっと良いものを出版していただけたらと思います。

  2. おの より:

    こんばんは
    やっとスポニチがきて3冊揃いました
    仰るようにバランスがいいのはスポニチでした

    羽生くんの目線が貰えるのは田中さんと能登さん
    スポニチはその辺を上手く使ってます
    羽生くんの笑顔があるのは田中さんですね
    俺の羽生って感じです
    矢口さんは、初めての事なので凄く考えてくれたのかな?
    芸術作品に仕上げようと思ったのでしょうか?
    矢口さんの呟きを読むと誠実な感じがしました
    どの本も大事にしたいと思います
    しかしアイドルでも3冊は出ないですね
    私達は幸せ者ですね

    • Jun より:

      おのさま

      報知の写真集はかなり「狙った」作りだったので、あれはあれでチャレンジだったと思います。

      ただ、矢口さんの腕は確かなので、スポニチのような良くも悪くも「普通の写真集」を作っても、素晴らしい内容になったはずです。

      おそらく、ジュエルズとスポニチのフォーマットは変わらないと思いますが、報知は来年は多少変えてくるのではないか?と勝手に想像しています。

  3. ひととき より:

    こんにちは

    三冊も作品集が発売され、幸せな梅雨が過ごせています。
    以前に書いたように、N杯会場入りシリーズのインパクトが強かったゆえ、自分は報知オシなんです。SEIMEIハイドロシーンの掲載に込めた矢口さんの想いをツイで知って感激したので、思わずリプしてしまったら、いいね頂いて嬉しく思いました。

    と言いつつ、羽生君の天上の美を切り取るのにかけては、小海途さんに叶うものはないだろうなあ、と思います。今回もハルコイさんとswanに見惚れてしまいました…

    • Jun より:

      ひとときさま

      3冊の特長をあえて取り上げれば、という感じで比較してみました。矢口さんから「いいね」をもらえて、うらやましいです。

      小海途さんのお写真は、なんだか貫禄が出てきてるというか、田中さんや能登さんという「レジェンドカメラマン」に迫るようなクオリティだなと思います。美しい写真に囲まれる私たちは幸せ者ですね!