ワリエワ、ウサチョワ、トゥルソワの3選手に絞ってチェックしておきます。「フィギュアスケートYouTube動画Blog」さんもご参照ください。
以下、ロシア発の動画はYouTubeの埋め込みができないので、リンクから飛んでください。
「ワリエワ」。85.10の1位。この大会特有のボーナスルールがついているので85点というスコアなんですが、Otonal風味の衣装の涼しげな色彩と、最後のスピンはさすがの柔軟性ですね。
ただ、昨シーズンのあのピカソのSPはインパクトありましたから、それに比べるとね・・・。そして、単調でゆったりした曲だからいろいろ詰め込んでいるんだろうけど、だったらもっとスケーティングで魅せるようなプロにしたら?と、私の好みからは、いろいろ言いたくなります。ジャンプも、雑巾を絞るようにめちゃくちゃ身体を捻ってなんとか回っているので、すでにけっこう余裕ないよね・・・と。彼女こそ北京五輪まで「時間との戦い」という感じがします。
「ウサチョワ」。80.39の2位。エテリ組の14歳。この子もワリエワと同じ2006年生まれで、ワリエワが4月26日生まれ、ウサチョワが5月22日生まれなので、(現行のレギュレーションのままなら)ともに北京五輪に出場可能です。
ワリエワとPCSが2.60点も違うのはまったく理解できないですが、二人のSPだけを見比べると、個人的にはウサチョワの方が好みです。クワドや3Aの無い選手のようですが、安定した成績を出し続けることができれば、意外とダークホースになるかもしれません。
「トゥルソワ」。75.77の3位。3Aは惜しかったですね。助走は短いし、身体も浮いているので、着氷が安定してくると、十分に得点源になると思います。やたら助走の長いユ・ヨンや、減速して上に跳ね上がってるだけのアリサに比べたら、はるかに可能性は感じますし、さすがの身体能力だと思います。
トゥルソワ自身はこのようなゆったりした曲調をかねてから滑りたかったとのこと。取り立てて特徴のある曲とは思えないですが、本人の希望を汲んだプログラムを滑れるというのは、モチベーション高く取り組めるはず。プルさんも、例えば、トゥルソワとコストルナヤを同じリンクで練習させないとか、かなり配慮しているようですね。
明日はこの3人のフリーをチェックします。
では、また明日!
Jun