絵本『GIFT』スペシャルインタビュー動画(第四弾・11.7)

絵本『GIFT』スペシャルインタビュー動画(第四弾・11.7)

絵本『GIFT』のオフィシャルサイトは「こちら」。

「RE_PRAY」さいたま公演の2日目で、羽生さんが「これはあくまでも架空のストーリーです」ということを、まるで念押しするかのように語っていましたよね。とはいえ、別に、あのショーの特に前半部分を「羽生さんの競技者時代をシンボリックに表しているのだ!」という解釈が誤りなのではなく、個々人が自由に感じて良いのだと思います。

で、じゃあ、なぜあのようなコメントを出したのかと言うと、「パーソナルなストーリー」というコンセプトは、「GIFT」の方でやっているということなんですよね。それが、今回の第四弾動画を見てよく分かりました。この動画は、すでに「RE_PRAY」が動き始めている中で撮影されているはずですが、いまの羽生さんが、個人的な経験をアイスショーの中にパッケージすることが「悪い」とか「恥ずかしい」という認識に変わったわけではないんですね。

あくまでも私の想像ですが、「また同じことをやっている」と思われるのが、アーティストとしては嫌なんだと思いますよ。音楽の世界、特に私の大好きなヘヴィメタル・ハードロックでも、ニューアルバムを出す際に「こういう新しい試みを入れた」ということを、アーティストは誇らしげに語ります。もちろん、AC/DCとかSLAYERのような、毎回同じようなアルバムしか出さないバンドもあって、「それのどこが悪い?このスタイルを世界一かっこよくやれるのは俺たちだけだ!」と開き直っているのも、それはそれでカッコいいし、ファンも付いてきます。

でも、羽生結弦さんはそうではない。しかも、いまの演技構成でワンマンでやるショーなんて、たとえ羽生さんが超人的なアスリートだとしても、どんなに引っ張っても10年が限界だと思うので、「頭の中にあるアイデアはすべてやり尽くしたい」ということなんだと思います。

どの世界でもファンというのは保守的なもので、方向性の違った新作がリリースされると、なかなか受け入れられないものです。「裏切られた!」と感じて、愛情が憎悪に変わる人も出てくる。いまは誰もがスマホを持つ総ジャーナリスト時代ですし、過激で安易な解釈・反応ほどアーティストにダイレクトに伝わりやすい。

前述したように、羽生さんのアイスショーは「時限的な試み」なので、ファンの反応はあまり気にせずに、やりたいことをやり切ってほしいなと思います。ストイックな生活をブレずに続けてきた人なので、まぁ、私のような凡人が心配する必要も無いのですが。

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)