COI 2020(出演組)感想

COI 2020(出演組)感想

最後に、COIの「出演組」の演技をチェックします。「フィギュアスケートYouTube動画Blog」さんもご参照ください。

山本君。今季のSPですが、ごめんなさい、音ズレがけっこう激しいので、そこはご了承ください。冒頭の4Tめっちゃいいですね。

JOの方で滑ったフリーと比べると、こちらのショートの方が仕上がりは早い印象です。山本君のこれまでの振付とは違った雰囲気で、「不敵な笑み」を見せながら、新境地を切り開いたプロだなぁと。コンディションも良さそうで、彼の場合その部分だけが心配なので、ホッとしています。

樋口さん。こちらも音ズレすみません。ジャージ(下)はどうやって脱ぐのだろう・・・と心配していたのですが、うまく仕掛けがされてますね!面白かったです。以前、MJのメドレーをショーナンバーとして滑っていた時は、もうちょっとキレが欲しいと思ったのですが、これは彼女の弾けるような明るさに合っています。

もともと身体のさばきは天下一品で、エンタメ的なものを表現する素質も技術も十分ですが、でも、それにしてはジャンプが上手すぎるので、まだプロ転向は早すぎますよね。

3Aを期待されていることは確実に重圧になっているはずですが、こういうEXプロを披露することで、彼女にとって良いリフレッシュになればなと思います。

横井さん。彼女といえば、やっぱり元気系の選曲が多いので、こういう曲をいきなり試合で使うのは、なかなか大変なんだと思います。坂本さんもデイヴィッドのSPを滑ることにすごく苦労していましたからね。

このEXプロを作った鈴木明子さんは、これまでの横井さんの競技プロとは違う振付をふんだんに盛り込んだとのこと。でも、それにしても、ジャンプが3本きっちり入っているので、将来的に試合で滑ることを想定しているのかも?と思いました。

サラ・オレインさんといえば、羽生さんのトラベラーですよねぇ・・・。後で動画を探してみようと思います。

川畑さん。今季の彼女のショートを見れていなくて気になっていたんですけど、これはいいですね・・・。さっきデイヴィッドの話をしましたが、もともと彼が西野友毬さんに振り付けたプロを再演したとか。

昨シーズンの「ドナウ」も良かったですけど、このプロもいい。まさにバレリーナです。もし、フィギュアスケートに「正統派」とか「王道」という言葉があれば、世界の女子選手を見渡しても彼女がその称号に最もふさわしいとさえ思えます。

ロシアの若い子と、その指導者たちが、高難度ジャンプと詰め込み振付で競い合ってる間に、「スケート本来の美しさってこういうものだよ!」と日本から教えてあげるような模範的な演技です。

得意の3Lzを珍しく転倒していましたが、ミスがもっと少なくなれば・・・と、そこだけが課題なので、ぜひ克服してもらいたいです。

山下さん。この曲はよく覚えています。振付は、以前のバージョンよりもかなり詰め込んできましたね。ジャンプ以外にもやることが多すぎて、まだ消化しきれていないように見えました。ジャンプもこれからもっと良くなっていくことでしょう。ラストの所は、これ、ジャッジ席が無いので、どこでフィニッシュすべきか一瞬躊躇したんですかね?

JO・COIと時期的に完全にかぶっていた関東・関西のブロック大会の方を、スポーツ紙は分厚く報じていた印象ですが、いやいや、1週間遅れでチェックしてみても、十分に楽しめました。

若きスケーターたちの、コロナの影響を感じさせない、元気なスケートを見られてハッピーでした。

では、また明日!

Jun


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