鬼滅の刃の「劇場版」、ようやく行ってきました。
平日の午前11時開始の上映回で、空席いっぱいで、ソーシャルディスタンスはバッチリでした。調布に出てくるまでに座って乗ってきた京王線の車内の方がよっぽど「密」でしたね。
コロナ禍で映画館を訪れたこと自体が初めてなんですが、ビックリしたのは、本編が始まるまでの「宣伝」のほぼ半分がコロナ関連の告知やニュースだったことです。
映画館の館内で換気がどのように行わているかを、「実験映像」とともに、「30分に一回、換気できている」との専門家の先生のお墨付きでした。座席の両サイドは「ディスタンス用の空席」でしたし、かなり快適に鑑賞できます。年末年始や土日はもっと人手が多いはずですが、混まない時期・時間帯を狙っていけば安心です。
さて、私自身は、コミックスは最終の23巻まで読んで(外伝はまだ入手できていません!)、アニメも放送分はすべて見た上で行きましたが、まず、原作と比べて「分かりやすくなっている」ことと、「バトル色が強くなっている」点は感じました。
そして、同じ映像作品とはいっても、テレビで放送されるアニメ版と比べて、「思っていた以上に描写がハード」になっています。本作は、「PG-12」指定がついていて、「小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要。鑑賞する際にはなるべく保護者同伴をオススメする作品。小学生以下のお子様にとっては不適切な表現が一部含まれています。が、あくまで『助言・指導が必要』であるため、子供が見てはいけない、というわけではありません」というもの。まさに、この「指定」の通りの内容だったなと私も思います。
いずれにしても、渾身の労作と言っていいです。作画・映像スタッフの頑張りもそうですが、声優陣のテンションの高さも素晴らしい。安易にアイドルや芸人を起用したアニメ作品ではこうはいきません。炭治郎役の花江さんや、煉獄さん役の日野さんは言うまでもないですが、個人的に、陰のMVPは伊之助役の松岡さんだと思っています。
まぁ、バトルアニメですけど、映像の美しさとバチバチの迫力については保証します。とてもよく出来ていますよ!
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは 更新ありがとうございます
近所の手芸店に行ったら炭治郎の一松模様、ねづこの麻の葉模様、善逸のうろこ模様の生地が大きく場所をとってました。
息子によると集英社はこれらの着物柄を著作権登録しようとしたらしいのですが、日本に昔からある古典柄なので諦めたそうです。
映画館がすべて「鬼滅」になってしまったのは解せない、これはいけない、という人もいるようですがだったら自己満じゃなくて客を満足させるもの持ってきなさい、です。
これどこかできいたなーー全選手平等に、とか。
それにブームがブームを生んだだけ、内容はいまひとつ、という人もあり、でも各オールドメディアを総動員して持ち上げ、ほめそやしても全然盛り上がらないものもあるわけで・・・これもどこかで既視感があるなーーー
2020年は鬼(コロナ)とそれを滅する刃を探し求めた年として記憶されますね、きっと。
みつばちさま
私の近所のイトーヨーカドーの手芸店もまさにそれです。
私自身は手芸はまったくできません。ただ、その手芸店の同じフロアに書店があって、書店の帰りにエスカレーターに乗ろうとした折に、手芸店の鬼滅コーナーが目に入りました。
感想についてはいろいろあって当然で、批判が生まれるのも、それだけ注目され、結果(数字)を出したからこそなんですよね。
私は、この作品のスペシャルな所は、これだけの大ブームにあっても、作者がまったく発言しないという部分にあると思っています。作品は、発表した瞬間に作者の手を離れるということ。それをご本人がわきまえていて、まさにクリエーターの鑑だなと思いますね。