今日も「マガジン」のレビューの続きです。
今日ご紹介するのは、現地取材にあたった毛受亮介カメラマンの企画「MENJU TON-NO」とコラム「SKATE AND JOURNEY」について。
数日前に「毛受亮介カメラマンの隔離めし」というエントリーで、氏の帰国後のホテルめしを取り上げました。4月2日にアップされたBBM社の「ブログ」の中でも、現地ストックホルムの人たちがまったくマスクをしていない中、恐怖と隣り合わせで取材されていた様子が詳しく語られています。
毛受カメラマンは、本誌のコラムの中でも、こう語っています。
・・・(上司からストックホルム行きを許可された後)実はここからがさらなる恐怖の連続だった。なにしろ、会場まで行って「入れません」という可能性だって十分にある。その瞬間、この出張は何だったんだということになるし、日本で待っている読者の方やYさんに、何と詫びればいいのか。3月21日から24日までに計4度の抗原検査・PCR検査があり、検査前は「引っかかったらどうしよう」という恐怖感で体が震えた。
・・・でも、その一方でこうも思った。羽生選手は、そんな僕よりもずっと大きな責任を背負っていたんだろうな、と。五輪の枠取りのための世界選手権。全日本選手権がそうだったように、この状況下で、積極的な気持ちで海外での試合に駆け付けたとは思えない。勝負をしにきたというより、自分の立場をまっとうするためにやってきた。無事に五輪の枠を確保したところで、もし日本に「それ」を持ち帰ってしまったら、彼は責任を痛感するだろう。僕なんかのきっと何倍ものプレッシャーが、羽生選手の背中にのしかかっていたんだと思う。
大会期間中に陽性者が出ていましたが、名前は公表されないものの、もし選手であれば「欠場」という形になるので、否応無しに分かります。しかも、自分自身がどんなに気をつけていても感染を100%ブロックできる保証はない。毛受さんのこのコラムは、見開き2ページを使って、EXのフィナーレで出演者が一列に並んでいるショットが掲載されています。マスク無しで手をつないでいるスケーターの何人かは、ロシアの人たちです。この人たちに日本と同じレベルの感染対策を強制なんてできませんから、国別は大丈夫なのか?と、もう恐怖しかないですよね・・・。
こんな話ばかりだと暗くなるので、「MENJU TON-NO」へ。これは明らかに、「MEN’S NON-NO」へのオマージュが込められていますね。とはいえ、「マスク美ろ~ん」という発想は、私にはまったく思い浮かびませんでした(笑)。例えば、将棋の対局をABEMA TVで見ていると、対局者がマスクを片耳だけにかけて、お茶を飲んだりすることはよくあります。でも、カッコイイとかカッコ良くないという、そういう視点で見たことがないです。さすがプロのカメラマンですね!
そういえば、名人戦第1局で見事な逆転勝利をおさめた斎藤慎太郎八段(さいたろう先生)は、今回あまりマスクをはずしていなかった印象です。
コラムの最後で「日本人カメラマンで記念撮影をした」というのは、これですね。最前列で一番目立っているのは、もちろん田中さん。後列左に小海途神。おそらく、田中さんの真後ろに若杉さん、田口さんは前列左。毛受カメラマンがどの方かは分かりません・・・。オンライン講座等でご存じの方、教えてください!
では、また明日!
Jun
コメント
私も写真部 め カメラマンはわかりません。若杉くんと言ってるくらいなので若杉さんより年上か?ぐらいしか…。能登さんが行けなかったのが残念でした。国別も制限されてますね?
斎藤さん勝ちましたね!渡辺さんも忙しいですね?勝つということは将棋の対局が続くわけで移動も含めて大変なことだと実感します。改めて羽生さんは偉大だと感じます。
今夜はabemaトーナメントで藤井チーム出るんですよね?
Senninさま
アベトーは今晩7時からです。チーム藤井vsチーム稲葉。
稲葉さんのチームは、久保さんと船江さんという強力なメンバーが揃っているので、いくら藤井君が頑張っても、伊藤たっくんとタカミーが勝ってくれないと、チーム藤井は危ないです。初戦から厳しい相手です。
事前にマイビデオ登録をすると、無料会員でも放送終了後、3日間視聴可能です。
https://abema.tv/channels/shogi/slots/EhFauZxqiYFNyV