JGPアルメニア(女子フリー)感想

JGPアルメニア(女子フリー)感想

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横井さん。フリーのスコアは126.47で2位。合計184.09で3位入賞です。なぜこの動画が15:25もあるかというと、演技途中に音響トラブルが発生して、演技を中断せざるをえないアクシデントがあったからです。中断したのはステップの途中だったので、再開後は、ジャンプのエレメンツが5つ(&最後にスピン)続くという過酷な状況でしたが、見事なノーミスの演技!素晴らしかったです。

荒木さん。フリーは102.74の8位。合計165.80の5位でした。いやぁ、ライストで見ていて辛かったですね・・・。もちろん良いジャンプはあったんですが、フリーは体力勝負ですから、まだフリーをしっかり滑り切る体力が戻っていなかったのでしょうか。演技後、本人も泣いていたように見えました。

トゥルソワ。フリーは146.81の1位。合計221.00で優勝。もちろんファイナル進出も決定。4Lzの回転は男子基準だと微妙かと思いましたが、まぁ、たいしたものです。ジャンプも凄いんだけど、スピン・スケーティング含めたすべての技術が高いので、やはりPCSも出ます。プログラムや衣装についていろいろと言いたいことはありますが、技術的にボロボロなのに高いPCSが出るような選手を思えば、はるかに健全ですね。このままタイトルを全て獲って、来季シニアに殴り込みをかけて欲しいと思います。

カニシェワ。フリーは126.47の2位。合計187.55点で総合2位。183.09点以上取れないとファイナルに残れなかったので、けっこう危なかったですね。回転不足を2つ取られて、さすがに終盤疲れていましたが、13歳ですよ。立派です。

カニちゃんの場合は、特にフリーは、選曲、衣装、髪型、振付、個人的にぜんぶ大好きです。「これぞロシアの良心!」と賞賛されるべき、美しさを体現していると思っています。ファイナルまでしっかりトレーニングして、200点台目指してがんばってもらいたいです。

というわけで、女子のファイナル進出者は確定しました。トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワ、タラカノワ、カニシェワというロシアの5人と、韓国のイェリムです。トゥルソワの金メダルはよほどのことがない限り揺るがないと思いますが、銀メダルに関しては、コストちゃんのコンディション次第で、シェルバコワにもチャンスは十分にありそうです。というわけで、今季も表彰台はエテリ組独占の可能性が濃厚です。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. sennin より:

    私も菜那ちゃんをみていて切なくなりました。キスクラで泣いていましたか?見た事もない厳しい表情はしていましたが、気持ちを変えて練習頑張って欲しい。
    りをんちゃんの照明トラブルに続いて横井さんの音響トラブルが長くて驚きました。流石に高3のお姉さんらしく落ち着いていましたね。演技も素晴らしかった。

    カニシェワちゃんて前回もでしたが、本当に森の中から出てきた妖精ちゃんみたいな選手ですね?勿論演技も13歳とは思えない技術ですけど衣装も凝っていてヒラヒラする度にレースの部分と水色の部分が、ハイウエストになっているので綺麗になびいて見え隠れる様が美しい。観ていて気持ちのいいものでした。ファイナル進出凄いですね。

    トウルソワちゃんついに4ルッツ認定ですね?繋ぎも濃くてトータルパッケージ目指しているのは分かりますが、今回もフィニュッシュ後フラフラしているだけでなく、息が止まっているかのような様子を見て私のような年配者になると「大丈夫か?命縮めない?」と心配になってしまうんですよ。演技は二の次になってしまいます。結弦君もよく唇がチアノーゼでアップになるのを見る度に「この子死なない?」と心配で仕方なかったですけど彼の場合は喘息体質のせいですので理解出来ましたが、トウルソワちゃんは子供なのに…と素人の余計な御世話の婆さん根性が先行している私です。あと、ルッツの離氷時のエッジ使い、インまでにはいってないですがフラットですね?フラットまではいいらしいと聞きますけどフリップにしてもエテリ組の選手は気になります。

    男子が結果出まして嬉しいやらビックリやらで、試合はやっぱり何があるかわかりませんね。

    • Jun より:

      senninさま

      トゥルソワとカニシェワのファイナル進出という結果自体は妥当ですが、日本からファイナルに一人も残れないというのは残念でした。

      今季はちょっとロシアとの差を感じましたが、韓国の選手も強かった。女子の場合はノーミスを2本揃えてナンボなので、そこが安定してくるとスコアが伸びますが、その点において日本よりも韓国の方がよく鍛えられているように感じます。もちろん、今季の日本選手はJGP初出場組が多かったので、来季はもっと戦えることを願っています。日本は吉田さんが上がってくる一方で、来季ロシアは、トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワの3人がシーズン前にシニアの年齢区分(15歳)に入るので、3人同時にシニアに上がれば、ジュニアの実力差は縮まるかもしれませんね。

  2. ととちゃん より:

    ゆは菜ちゃん、昨日のコメ返で、こういった状況を想定して練習していただろうと御指摘があり、なるほどと思いました。そう言えばコーチ陣も笑みを浮かべて落ち着いて対処してましたね。
    それでも、本番で実際に後半をキメてみせる
    強さには感嘆しました。

    私もカニシェワの衣装大好きです。可愛らしさも残しながら品がありますね。今回、思う様な演技じゃなかったようですが、ファイナルでは納得いく演技を見せて欲しいです。

    トゥルソワ評内でのjunさんの、技術とPCSのバランスへの言及にニヤリとしました。
    国際舞台であそこまでの乖離はないでしょうから、改めて国内限定の選手なのだな…と。
    トゥルソワのシニアでの戦い、早く見たいですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      年齢的には、来季はトゥルソワだけでなく、コストルナヤとシェルバコワも同時にシニアに上がることはできるので、あのエテリのことですから、3人同時に上げて競わせるんじゃないかと私は見ています。もちろんザギちゃんも刺激になることでしょう。この中で誰が北京五輪までに生き残るのか。あるいは下の世代でもっと凄い選手が出てくるのか。体型変化がいつ誰に来るのか、故障する人も出てくるでしょうし、まった読めませんね。

      カニちゃんは今季の試合で好きになった選手ですが、同じパノワ組のシニツィナ(JGPリトアニア大会3位)も良い選手だったので、パノワ組の2人はしっかりフォローしていこうと思っています。

  3. まり より:

    毎日ありがとうございます。

    私もカニちゃん、好みです。なんというか、一服の清涼剤というか、これぞフィギュアスケートという、ほっとできますね。
    このまま成長してもらいです。

    ジュニア女子はロシア無双ですね。
    来シーズンは、ごそっとシニアに移行しますね。
    彼女たちが、どうなっていくのか。
    過酷な食事制限をして、細さをキープして、跳び続けるのか。
    身長が伸び、女性らしい体型になったら、何を武器にしていくのか。リーザが3Aを跳べるように、彼女たちも、ジャンプを維持し続けるのか。

    未来のことをすみません。
    まずは、12月のJGPFが楽しみです。

    • Jun より:

      まりさま

      ウチのブログでは全試合をフォローしきれていないのですが、リーザが謎の覚醒(笑)を見せているのは、嬉しい驚きなんですよ。

      ジャンプもかなり戻してきているし、あの濃いキャラクターと、世界で彼女しか演じきれない独特な世界観を放射するプログラム。しかもNHK杯に来てくれますからね!現地には行けませんが、いまから放送が楽しみです。

      おなじくベテランといっちゃかわいそうですけど、現状がよく分からないのがラジオノワですが、スケアメにアサインされているので、プログラム含めてしっかりチェックしようと思います。